【ことわざ】
開いた口へ牡丹餅
【読み方】
あいたくちへぼたもち
【意味】
口を開けたところに牡丹餅が落ちてくるように思いがけない幸運がめぐってくること。努力をしていないにも関わらず、幸運に恵まれることのたとえ。
【類義】
・鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
・棚から牡丹餅(たなからぼたもち)
【英語】
He thinks that roasted larks will fall into his mouth.(ひばりのあぶり肉が口の中に落ちてくると思っている)
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「開いた口へ牡丹餅」の使い方
昨日お母さんに留守番をするように頼まれたんだ。
そうだったの。
急におばあちゃんが訪ねてきて、おみやげにケーキを買ってきてくれたんだ。
すごくおいしかったよ。
すごくおいしかったよ。
開いた口へ牡丹餅だったのね。
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「開いた口へ牡丹餅」の例文
- 遠縁のおじさんが亡くなって、身内が私だけということで莫大な遺産を相続することになった。開いた口へ牡丹餅とはこのことを言うのか。
- 就職の面接に落ちてしまい、帰り道を歩いていたら、モデルにならないかとスカウトされたんだ。開いた口へ牡丹餅というような話だよ。
- それほど営業成績が良いわけではないにも関わらず、開いた口へ牡丹餅というような、昇進の話に驚いている。
- 公園で出会った人にもらった宝くじが一等に当選していて、開いた口へ牡丹餅だ。
- 今度の大会で優勝することは、開いた口へ牡丹餅というわけにはいかないだろう。
「開いた口へ牡丹餅」の文学作品などの用例
あいたくちへぼたもちのうまいはなしにいままでふさいだ気をとりなおし(仮名垣魯文/西洋道中膝栗毛/1870〜76)