「悪人あればこそ善人も顕れる」の意味
【ことわざ】
悪人あればこそ善人も顕れる
【読み方】
あくにんあればこそぜんにんもあらわれる
【意味】
悪人が世にいるからこそ善人の存在が目立つ。対照的なものがあるからこそ目立つ意。
ほんまやな。つまり、「悪人がいるからこそ、善人が目立つ」ってことやな。対照的なものがあるから、それぞれがよりはっきりと見えるんやな。
悪と善、光と闇みたいにな。でも、それは善をもっと強調するために、悪が存在するわけやないから、自分が善を目指すべきだってことを忘れてはあかんな。
【スポンサーリンク】
「悪人あればこそ善人も顕れる」の解説
カンタン!解説
「悪人あればこそ善人も顕れる」っていうことわざは、世の中に悪い人がいるからこそ、いい人が目立つし、その価値が分かるんだよっていう意味だよ。
考えてみて、全部が全部、ピカピカの金色のビー玉だったら、特にすごく輝いているビー玉は見つけられないよね。でも、その中に黒いビー玉が混ざっていたら、金色のビー玉がぐっと目立つよね。
これと同じで、みんながみんないい人だと、特別にすごい人はわからないけど、悪い人がいると、その中で善良な人が一層目立つようになるんだ。
だから、「悪人あればこそ善人も顕れる」っていうことわざは、「対比があることで、良さが際立つよ。だから、善人の価値を理解するためには、時々悪人と比較することも必要だよ」という教えをくれているんだよ。
「悪人あればこそ善人も顕れる」の使い方
あの人は本当にいい人だよね。いじめっ子からいじめられっ子をかばっていたよ。
悪人あればこそ善人も顕れるというわよね。いじめっ子のような悪者がいるから、あの人の善良ぶりが際立つの。
そもそもいじめっ子がいなければ、彼が正義の味方のような振る舞いをすることはなかったもんね。
悪がはびこると正義の味方があらわれるのは、ヒーローショーの中だけの話じゃないのよね。
【スポンサーリンク】
「悪人あればこそ善人も顕れる」の例文
- 悪人あればこそ善人も顕れるというが、良い人が多い世の中だったら善人と言われる人もいなくなる。
- 悪人あればこそ善人も顕れるというが、模範通りの生徒がいるから、素行不良の生徒が目立つ。
- 悪人あればこそ善人も顕れるという。みんなが悪人だったら、悪いことが普通になり目立たくなるのか。
- 悪人あればこそ善人も顕れるという。光が闇を際立たせるように、闇が光を際立たせる。
- 悪人あればこそ善人も顕れるというが、政治家は悪人ばかりで善人があらわれないのは何故だろう。
また、これは一般的に、対照的なものがあることによって、一方が目立つという意味にも使われるんだよ。