「余り寒さに風を入る」の意味(語源由来)
【ことわざ】
余り寒さに風を入る
【読み方】
あまりさむさにかぜをいる
【意味】
目先のことにとらわれ後先考えず行動し、これまで以上にひどい目に合うことをいう。
「余り寒さに風を入る」ということわざは、直訳すると「余りの寒さに風を体内に入れてしまう」という意味だよ。
「余り寒さに風を入る」やな。これは、「寒さに耐え切れず、ついつい風を体内に入れてしまう」って意味やで。
目の前の困難に焦って、一時的な解決策に飛びついてしまった結果、長期的に見ればもっと大変な事態になってしまうってことを教えてくれるわけやな。
【語源・由来】
あまりの寒さに耐えかねて軒や垣根の木を燃やしたことで、これまでよりも寒風に吹き晒されることになった意。
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「余り寒さに風を入る」の解説
カンタン!解説
「余り寒さに風を入る」っていうことわざはね、今すぐの困難や問題にばかり目が行って、それを避けようとして結局もっと大変なことになっちゃう状況を指すんだよ。
例えばね、寒くて風が吹いているからって、体をひねって風を避けようとしたら、バランスを崩して転んでしまった、みたいなことを言うんだよ。
このことわざは、すぐに困難を避けようとするだけではなく、その先の結果もちゃんと考えて行動することが大切だって教えてくれているんだね。つまり、先を見越した考え方や行動が重要だっていうことを教えてくれるんだよ。
「余り寒さに風を入る」の使い方
健太くん。先のことまで考えないと、余り寒さに風を入ることになるわよ。
今を凌がないと未来が無いんだ。
その凌ぎ方が問題なのよ。
今の僕には、この瞬間を凌ぐことしかできないよ。
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「余り寒さに風を入る」の例文
- 後先考えず高利貸しからお金を借りると、余り寒さに風を入ることになる。
- 政府のやり方は、余り寒さに風を入るようなものだ。100年先のこの国を見据えていない。
- 余り寒さに風を入るようなことをする人が増え、犯罪件数が急増した。
- つらいからと会社を辞めたら、余り寒さに風を入る。
- 余り寒さに風を入るというが、健太くんは自分で自分の未来を閉ざそうとしている。