「蟻の熊野参り」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
蟻の熊野参り
【読み方】
ありのくまのまいり
【意味】
多くの人が列をなして絶え間なく行き来するさま。
「蟻の熊野参り」ということわざは、大勢の人が列をなして進んでいく様子を、参拝者の行列に例えた表現なんだよ。
あーなるほどな。つまり、ものすごい数の人々が一列に並んで歩いていく様子を、蟻のように一列に並んで進む光景に例えているんやな。
蟻のように一列になって進む人々の様子を、参詣人の行列で表してるんやな。これは、大勢が一丸となって行動する力を示している言葉やな。
【語源・由来】
昔は和歌山県の熊野詣が盛んで、参詣する人が蟻のように列をなしていたことから。
「熊野」は、和歌山県にある熊野三社のこと。熊野三社とは、熊野本宮大社、熊野遠玉大社、熊野那智大社のこと。古来、多くの人々に信仰され参詣人で賑わった。
【類義語】・蟻の観音伊勢参り
・蟻の開帳まいり
・蟻の堂まいり
・蟻の門渡り
【スポンサーリンク】
「蟻の熊野参り」の解説
カンタン!解説
「蟻の熊野参り」っていうことわざは、たくさんの人が一列になってどこかに向かっている様子を表しているんだよ。
例えばね、遠足や卒業旅行で、みんなが一列になって歩いている時とか、スーパーマーケットのレジで長い列ができている時とかに使うことができるんだ。この言葉は、一列になって移動する蟻たちが、お祭りや神社に参拝に行く人々に似ているからできたんだよ。
「熊野参り」は、昔の人々が神様に願い事をするために、熊野という場所に旅をすることを指しているんだ。だから、「蟻の熊野参り」は、たくさんの人が一列になって移動する様子を、ちょっと面白く表現した言葉なんだね。
「蟻の熊野参り」の使い方
すごい行列ね。
蟻の熊野参りみたいだね。
この町にこんなに人がいたのね。
違う町からも来ていると思うよ。しかしすごい人だな。
【スポンサーリンク】
「蟻の熊野参り」の例文
- オープンセールでその店の前は、蟻の熊野参りだ。
- 蟻の熊野参りというような行列で、最後尾に並ぶことを躊躇った。
- 三時間待ちの行列だなんて、蟻の熊野参りだな。
- 若者の街には、蟻の熊野参りのごとき列がたくさんできているが、一体何の店なのか。
- ぜんざいの無料配布をしていて、蟻の熊野参りのように列をなしている。