【ことわざ】
有りての厭い、亡くての偲び
【読み方】
ありてのいとい、なくてのしのび
【意味】
人が生きている間は悪い点が目につき疎ましく思うことが多いが、亡くなると良い点ばかりが思い出される。
【類義語】
・有っての厭い、亡くての偲び
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「有りての厭い、亡くての偲び」の使い方
あの先生が亡くなって半年だね。懐かしいなあ。
あんなに嫌っていたのに懐かしむのね。
有りての厭い、亡くての偲びっていうからね。無くなると惜しくなるのが人情だよ。
人間って勝手ね。
「有りての厭い、亡くての偲び」の例文
- 有りての厭い、亡くての偲びといい、思い出は美化されていくものだ。
- 憎み合っていたはずなのに、有りての厭い、亡くての偲びというが、笑顔が素敵だったことしか思い出せない。
- 有りての厭い、亡くての偲びというように、嫌っていた部分は次第に忘れ、良いことだけが記憶に残っていくものだよ。
- 亡くなった人のことは悪く思えないのは、有りての厭い、亡くての偲びということか。
- 有りての厭い、亡くての偲びというが、亡くなると何故憎んでいたのかわからなくなった。