「朝比奈と首引き」の意味(語源由来)
【ことわざ】
朝比奈と首引き
【読み方】
あさひなとくびひき
【意味】
とてもかなわないことのたとえ。
「首引き」は、輪にした紐を首にかけ、二人で引っ張り合うあそび。
あーなるほどな。それはつまり、「手が出ないこと、とうてい勝てないこと」ってことやな。
朝比奈と首引きのように、どうしようもない、無理な状況を言うんやな。これは、「無理な事には挑戦しない方がいい」ってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
朝比奈は、鎌倉時代の武将で剛力無双といわれた。その朝比奈と首引きをすることから。
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「朝比奈と首引き」の解説
カンタン!解説
「朝比奈と首引き」っていうことわざは、どうやっても勝てない、とうてい敵わないっていう意味なんだよ。
このことわざは、古代の日本に実在したとされる強くて勇敢な武士、朝比奈三郎の名前を使っているんだ。朝比奈三郎は、彼の強さと勇気から、剛勇無双(他に匹敵する者がいないほど強い)と言われていたよ。そして、「首引き」っていうのは、敵と戦って倒したあと、その首を切り取って持ち帰るという古代の習慣を指しているんだ。
だから、「朝比奈と首引き」っていうのは、「朝比奈三郎と戦って首を切り取る」っていうこと。でも、朝比奈三郎はとても強いから、普通の人が彼と戦って勝つことなんて、絶対に無理なんだよ。
このことわざは、ものすごく難しいこと、あるいは絶対にできないことを言いたい時に使うんだよ。たとえば、「月に行く」や「大きな山を一人で動かす」みたいな、絶対にできないことを表す時に、「これは朝比奈と首引きだよ」って言うことができるんだ。
「朝比奈と首引き」の使い方
健太くん。彼をぎゃふんと言わせてやってよ。
えっ。彼はプロでしょう?素人がプロと勝負しても朝比奈と首引きだよ。
何とか奇跡を起こしてよ。
彼が怪我をしない限り無理だよ。しかも、怪我をしてくれなんて願うわけにはいかないよ。
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「朝比奈と首引き」の例文
- 小学生とはいえ算数オリンピックで入賞した子だ。朝比奈と首引きで、勝負は目に見えている。
- マラソンランナーとかけっこ?朝比奈と首引きだな。
- 彼と僕では大人と子供ほどの差がある。朝比奈と首引きだよ。
- みんな朝比奈と首引きだと思っているようで、僕が勝つ方に賭ける人が誰もいない。
- 朝比奈と首引きとわかっているのに、勝負を受けるわけがない。
これは、どんなに努力しても結果が出ない、とうていかなわない状況を示している表現なんだ。