【ことわざ】
薊の花も一盛り
【読み方】
あざみのはなもひとさかり
【意味】
醜い女性でも、年頃になれば、魅力が出るものであるということ。
薊=山野に自生する多年草。葉のふちにとげがあり、春・秋に紅色の花を開く。
【語源・由来】
見た目にあまり美しくない薊の花でも、それなりに美しい時期はあるものだの意から。
【類義語】
・鬼も十八番茶も出花
・蕎麦の花も一盛り
・南瓜女も一盛り
【英語訳】
Anyone is attractive if it becomes age.It is there is a time and place for everything.
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「薊の花も一盛り」の使い方
親戚の叔母さんの結婚が決まったみたいなんだ。
それはおめでたいことね。
お母さんが、薊の花も一盛りだから、このチャンスを逃してはいけないと何度も話していたよ。
そうなのね。
「薊の花も一盛り」の例文
- 薊の花も一盛りというけれど、ずっと独り身かと心配していた娘もどうにか良い縁に結ばれました。
- 誰にでも、薊の花も一盛りといって人生で輝けるような時があるのだと、母は何度も言う。
- 姉の結婚は、薊の花も一盛りと親戚みんなが話していた。
- 容姿など関係なく、魅力的に見える時期というものがあるのです。薊の花も一盛りというでしょう。
- 薊の花も一盛りというが、私にそんなときは来るのかと考えることがある。
まとめ
花盛りというと、とても華やかな印象を受けるのではないでしょうか。
しかし薊の花も一盛りとは、もともとあまり好かれていない花を例えています。
不器量であったり容姿が悪いと言われる人でも、魅力的に見える時期があるという意味なので、使う場合には注意が必要ですね。
どのような人でも、毎日充実して暮らしたいものですね。