「明日の事を言えば鬼が笑う」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
明日の事を言えば鬼が笑う
【読み方】
あすのことをいえばおにがわらう
【意味】
未来のことは前もって知ることはできない。それを言うのは気が早いと、からかいの気持ちを含めていう。
それを聞いたら、鬼も笑っちゃうくらいの意味やろ。未来のことはわからんから、あんまり早とちりせんと、今のことを大切にしようってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
未来のことは前もって知ることはできないということから。
【類義語】
・明日の事を言えば天井で鼠が笑う
・三年先の事を言えば鬼が笑う
・来年の事を言えば鬼が笑う
・来年の事を言えば烏が笑う
【対義語】
・昔の事を言えば鬼が笑う
【英語訳】
・Fools set far trysts.
・Nobody knows the morrow.
・speak of tomorrow and the demons laugh
「明日の事を言えば鬼が笑う」の解説
「明日の事を言えば鬼が笑う」っていうことわざはね、未来のことは誰にも分からないから先走って予想するのは間違いかもよっていう意味だよ。
例えば、友達が「明日の試験、簡単だから満点取れるよ!」って言っていたら、「うーん、そうかな? 明日のことは分からないよ。予習はちゃんとした?」って言うことができるんだ。未来のことは確実に予想できないから、気をつけないといけないんだよ。
このことわざに出てくる「鬼が笑う」っていう部分は、鬼が人間の予想を面白がって笑っている、つまり人間が未来を予想するのは無理なこと、だから鬼が笑っているんだよ。
だから、このことわざは、「未来のことは誰にも分からないから、気の早いことを言うのは避けよう」っていう教えを伝えているんだね。
「明日の事を言えば鬼が笑う」の使い方
「明日の事を言えば鬼が笑う」の例文
- 老後の心配を今したところで、明日の事を言えば鬼が笑うし、なるようにしかならないよ。
- 明日の事を言えば鬼が笑うから、次の旅行先での天気を心配してもどうしようもない。
- 彼女とまだ会ってもないのに未来を妄想して喜んでいるだなんて、明日の事を言えば鬼が笑うぞ。
- 息子が海外留学にいくと聞いて、明日の事を言えば鬼が笑うと言うが、外国人のお嫁さんを貰う事を想像している。
だから、未来のことを確定的に言おうとするのは気が早すぎる、そしてそういう行動や言動をからかうニュアンスも含まれているよ。。