【ことわざ】
熱けれども悪木の陰に憩わず
【読み方】
あつけれどもあくぼくのかげにいこわず
【意味】
いくら暑くても悪い木の下では休まない意から、苦境に陥っても悪いことはしない。また、高い志を持つ者は、悪人に近づかないということ。
【語源・由来】
「陸機–詩」「猛虎行」の「渇すれども盗泉の水を飲まず、熱けれども悪木の陰に息わず」から。
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「熱けれども悪木の陰に憩わず」の使い方
コロナ渦に物価の高騰が追い打ちを掛けて、苦境に陥っている人が増えたわね。
犯罪が増えなければいいんだけど。
熱けれども悪木の陰に憩わずと考える人ばかりならいいわね。
そうじゃないから心配なんだよね。
「熱けれども悪木の陰に憩わず」の例文
- 不景気で仕事を失っても、熱けれども悪木の陰に憩わずでありたい。
- 高額闇バイトをよく見かけるけれども、熱けれども悪木の陰に憩わずだ。
- 素人を集めた強盗グループが各地で罪を犯している。熱けれども悪木の陰に憩わずと気付いてほしい。
- 熱けれども悪木の陰に憩わずと言いたいが、誰かが助けてくれるわけじゃないし、国は自分で何とかしろというし、悪に手を染めたくなる。
- 悪人ほど口が達者で流されそうになるが、熱けれども悪木の陰に憩わずと自分を戒める。