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【明日ありと思う心の仇桜】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語)

明日ありと思う心の仇桜

「明日ありと思う心の仇桜」の意味(語源由来・類義語・対義語)

意味【ことわざ】

明日ありと思う心の仇桜

仇桜=散りやすく、はかない桜花。

【読み方】

あすありとおもうこころのあだざくら

【意味】

明日があると思っていると、桜の花がはかなく散るように、機会を失うことになる。 世の無常なことをいう。

ことわざ博士
「明日ありと思う心の仇桜」は、未来が予想通りにいくと確信することの危険性を示しているんだ。
助手ねこ
そうなんや。つまり、「明日のことはわからへん」ということやな。

桜の花が綺麗に咲いてるからって、それがずっと続くとは限らへんんやな。夜中に風が吹けば、すべてが変わってしまうかもしれへん。だから、明日のことは当たり前のように思っちゃあかんっていう、世の中の変わりやすさを教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】

「親鸞聖人絵詞伝」に見える歌「あすありと思ふ心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」の上句。

【類義語】
・朝に紅顔ありて夕べに白骨となる
・諸行無常
・無常迅速
・世の中は三日見ぬ間の桜かな

【対義語】
・明日は明日の風が吹く
・明日のことは明日案じよ
・明日はまだ手つかず

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「明日ありと思う心の仇桜」の解説

カンタン!解説
解説

「明日ありと思う心の仇桜」っていうことわざは、未来がどうなるかは予想できないから、今この瞬間を大切にしよう、っていう意味があるんだよ。

桜の花って、すごくきれいだよね。でも、その桜の花が明日も見られると思って安心していたら、その夜に突然強い風が吹いて、桜の花が全部散ってしまった…なんてこともあるんだよ。これは、未来は誰にも予想できないっていう世の中のはかなさを表しているんだ。

この言葉は、「親鸞聖人絵詞伝」という古い文献の中の歌に出てくるんだ。「あすありと思ふ心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」っていう部分がそのままこのことわざになっているんだよ。

だから、このことわざを思い出して、明日は明日の風が吹くかもしれないと思って、今日を一生懸命生きることの大切さを忘れないようにしようね。

「明日ありと思う心の仇桜」の使い方

ともこ
ここのところ、ずっと天気が良くていいね。
健太
そうだね、最近栽培している花も綺麗に咲いていて、癒されるよ。
ともこ
でも、明日ありと思う心の仇桜で、いつ枯れてしまうか分からないなんて、切ないね。
健太
今のうちに、いっぱい写真を撮っておこう。
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「明日ありと思う心の仇桜」の例文

例文
  1. 彼女の華やかな芸能人生も、明日ありと思う心の仇桜と言わんばかりの波乱で幕を閉じた。
  2. 明日ありと思う心の仇桜というので、現状に満足してあぐらをかいては居られない。
  3. どうせ明日ありと思う心の仇桜というんだから、彼が有頂天でいられるのも今のうちだよ。
  4. まさに明日ありと思う心の仇桜というのか、少し油断したタイミングで、この戦の形勢は大きく変わった。
  5. 決して揺るがないと思っていた彼の地位も、明日ありと思う心の仇桜で、少し陰りが見えてきた。

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