【ことわざ】
阿漕が浦に引く網
【読み方】
あこぎがうらにひくあみ
【意味】
隠し事もたび重なると広く知られるということ。
阿漕が浦=三重県津市一帯の海岸。
【語源・由来】
古今和歌六帖の歌から。阿漕が浦は昔、伊勢神宮に奉納する魚をとるために網を引いた場所で、禁漁区であったが、阿漕の平治という漁師が老母の病気を救うため、しばしば禁を犯し簀巻(すまき)にされたという伝説がある。欲張りなことを「阿漕」というのも、これによる。
【英語訳】
A secret is disclosed in when.
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「阿漕が浦に引く網」の使い方
こっそりやっていたのに、どうしてバレてしまったんだろう。
健太くん、あの公園はボール遊び禁止よ。
ともこちゃんも知っていたの?
阿漕が浦に引く網というけれど、みんな知っているわ。
「阿漕が浦に引く網」の例文
- 阿漕が浦に引く網というが、彼らはうまく隠していたつもりだったようだけど、学校中のみんなが知っている。
- 兄は上手に隠しているつもりのようだけれど、阿漕が浦に引く網というように、父も母も気づいている。
- 妻は知らぬ顔をしているが、夜中にこっそり何度も出かけていることは知っている。阿漕が浦に引く網というだろう。
まとめ
秘密にしたいことや、隠し事があるという人もいるのではないでしょうか。
人には知られたくないと思って、うまく隠しているつもりでも、阿漕が浦に引く網というように人に知られてしまうことのないように、気をつけなければなりませんね。