「迹を滅せんと欲して雪中を走る」の意味(出典)
【ことわざ】
迹を滅せんと欲して雪中を走る
【読み方】
あとをめっせんとほっしてせっちゅうをはしる
【意味】
足跡を地面に残さないように雪の中を逃走し、余計に足跡を残す意から、しようと思っていることと実際にすることが相反すること。
「跡を滅せんと欲して雪中を走る」ということわざは、自分の行動が逆に自分の意図を裏切ってしまう状況を示しているんだよ。
そうか、それはつまり、「やろうと思ってることと、実際にやっちゃうことが違う」ってことやな。
足跡を消したいのに、雪の上を走っちゃって逆に足跡を残すっていう、ちょっとおかしな状況を表してるんやな。これは、行動を考える時にちゃんと計画を立てることの大切さを教えてくれてることわざやな。
【出典】
「淮南子」
【スポンサーリンク】
「迹を滅せんと欲して雪中を走る」の解説
カンタン!解説
「迹を滅せんと欲して雪中を走る」っていうことわざは、やろうと思っていることと、実際にやっていることが逆になっているということを表しているんだよ。
想像してみてね、自分の足跡を消そうと思って雪の中を走る人を。でも、考えてみて、雪の上を走ったらどうなるかな? 逆に足跡がしっかりと残ってしまうよね。だから、本当は足跡を消そうと思っているのに、逆に足跡を残してしまう、という状況を言うんだ。
たとえば、友達との関係を良くしようと思って、いつも一緒にいるけれど、それが逆に友達を疲れさせてしまう。そんな風に、やろうと思っていることと、実際の結果が全く違う状況を指すんだよ。
だから、「迹を滅せんと欲して雪中を走る」っていうことわざは、物事を考えるときには、結果もしっかりと考えて、反対の結果にならないように注意しなきゃいけないって教えてくれているんだね。
「迹を滅せんと欲して雪中を走る」の使い方
健太くん。本当に完成させる気があるの?
あるよ。大ありだよ。
そんなやり方では、迹を滅せんと欲して雪中を走るようなものよ。
やり方がだめなのか。他のやり方を考えてみるよ。
【スポンサーリンク】
「迹を滅せんと欲して雪中を走る」の例文
- してはいけないことを敢えてするとは、迹を滅せんと欲して雪中を走るだな。
- 君は天然なのか確信犯なのか。迹を滅せんと欲して雪中を走るようなことをするな。
- 成功するためにがんばっているのに、それでは失敗するだろう。迹を滅せんと欲して雪中を走るというが、それじゃあだめだ。
- 仲良くなりたいのに、そんなことを言ったら、迹を滅せんと欲して雪中を走るで、仲が悪くなるぞ。
- 喜ばせようとサプライズを考えているんだろう?迹を滅せんと欲して雪中を走るようなそのアイディアはやめた方が良い。