【慣用句】
出端を挫く
「出鼻をくじく」ともいう
【読み方】
ではなをくじく(でばなをくじく)
【意味】
機先を制する。意気込んでやり始めたところを邪魔する。
【語源・由来】
「出端」とは出ようとするとたんの意味。
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「出端を挫く」の使い方
と、ともこちゃん?あのー。
なあに?健太くん。
ええっ?・・・勝手にクッキーを食べたことを謝ろうと思ったんだけど、怒鳴られると思っていたから、笑顔のともこちゃんに出端を挫かれてしまって言葉を失ったよ。
ああ。良いのよ別に。今の私はそんなことでは怒らないわ。
「出端を挫く」の例文
- 珍しく早く帰った僕を、妻が大袈裟に喜んで迎え入れてくれたので、出端を挫かれた僕は、言おうと思っていたことを言いだせなくなってしまった。
- ハーフタイム、相手が一休みして気が緩んでいるとも思えないし、ここは後半戦の出端を挫いて、その後の競技にも尾を引かせるぐらいの打撃を加えておくべきだろう。
- 彼の客観的な発言に、みんな出端を挫かれたのだった。
- 容疑者があっさりと犯行を認めたので、刑事さんは攻撃の出端を挫かれた表情を浮かべたが、すぐに気を取り直してつづけた。
- 冷淡で威圧的な回答を予想していた僕にとっては、彼の態度に出端を挫かれる思いだった。