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【梃入れ】の意味と使い方や例文(慣用句)

【慣用句】
梃入れ

【読み方】
てこいれ

【意味】
①相場の変動、特に下落の傾向を人為的にくい止めること。
②順調に進まない物事に、外部から援助を与えること。

「梃」は重い物を動かすとき、物の下に差し入れて使う棒。
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「梃入れ」の使い方

健太
月曜日にやっているドラマの視聴率が悪くて、アイドルグループのメンバーを急遽登場させて梃入れをはかるそうだよ。
ともこ
へえ。また安易なことを考えたものね。私は、あのドラマは、演技力のある人が揃っていて見ごたえがあるし、好きだけどなあ。アイドルを投入しないで、このままで続けてほしいわ。
健太
そうだね。録画して見る人も増えたし、視聴率でその作品の良さをはかる時代は終わったような気がするよね。
ともこ
そうよ!そうなのよ!有名な画家だって、作曲家だって、死んでから認められたのよ!良いものは良いんだという自信をもって、視聴率を気にせず番組を作ってもらいたいわ。

「梃入れ」の例文

  1. 倒産しかけた会社の再建の梃入れとして、有名な経営者を海外から社長として呼ぶことになった。
  2. 新しいメンバーを入れて梃入れをしてみたが、チームの不調は変わらず続いていた。
  3. 図書館の利用者を増やそうと、カフェを併設して梃入れをはかった。
  4. 首相は景気梃入れ策を表明したが、発言が二転三転したことに国民の不信が高まった。
  5. 早々に梃入れしないと、このままではデパート産業は衰退して消えてしまう。