「炎に趨り熱に付く」の意味(語源由来)
【ことわざ】
炎に趨り熱に付く
【読み方】
えんにはしりねつにつく
【意味】
権力者に追従することのたとえ。
「炎・熱」は、共に強大な権力のたとえ。
「炎に趨り熱に付く」は、権力が強い人物や組織におもねり、追従する様子を表現したことわざだよ。
つまり、強い権力に寄り添う人の行動を描写しているんやね。けれども、そのような行動は周りからどう見られるか、ちゃんと考えないとあかんね。
【語源・由来】
勢いよく燃え盛る火に向かって走り熱いものにつく意から。
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「炎に趨り熱に付く」の解説
カンタン!解説
「炎に趨り熱に付く」っていうことわざはね、強い力や権力を持ってる人やものに、ちょっとおべっかを使って近づく、または従ってしまうことを表してるんだよ。
例えばね、学校でクラスのリーダーや人気者にわざと近づいて、自分もその人気に乗りたいとか、何か得をしたいって思ってる時とかさ。そのリーダーや人気者が持ってる「影響力」っていうのがこの「炎・熱」の部分に当たるんだ。
だから、このことわざは、ちょっと都合のいい時だけ強い人のそばにいるっていう人の態度を批判しているんだよね。
「炎に趨り熱に付く」の使い方
彼はみっともないよ。ジャイアンに追従するスネ夫みたいだ。
炎に趨り熱に付くってやつね。スネ夫だって映画では自分の力で頑張るシーンがあるのよ。
映画だとのび太ですら格好いいもんね。
彼も好き好んで炎に趨り熱に付くわけじゃなく、家族のためにそうしているのかも。彼なりに戦っているのよ。
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「炎に趨り熱に付く」の例文
- 彼は炎に趨り熱に付くことで異例の出世を遂げた。
- 社会人になると、ある程度炎に趨り熱に付くことが必要になる。
- 炎に趨り熱に付く父の姿に愕然とする。
- 内心ではこの野郎と思いながらも、炎に趨り熱に付くことで上を目指す。
- 専務が勝つと信じ炎に趨り熱に付く毎日だったが、専務派が負けて出向となった。