【ことわざ】
紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る
【読み方】
がんこはがしせずじゅかんはおおくみをあやまる
【意味】
立派な人でも恵まれた境遇になければ生活苦になる。
「紈袴」は、中国で貴公子などが着用した白い練り絹の袴。「儒冠」は、儒者の被る冠。
【出典】
「杜甫」の詩「韋左丞丈に贈り奉る」
【語源・由来】
貴族の子弟は生活の心配はないが、儒者や文学者は往々にして生活に苦労し破滅するという意から。
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「紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る」の使い方
親ガチャが話題になっているわね。
紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤るっていうから境遇は大事だね。
生まれる場所が選べたら良いのにね。
きっとみんな良い境遇を選ぶんだろうけど、そういう家庭は倍率が高すぎるんだろうな。
「紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る」の例文
- 紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤るから、どんな人でも才能が開花できるよう税金を投入する。
- お金持ちは機会に恵まれるが、貧乏人は恵まれない。紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤るというから、貧しい人にも良い機会や環境が与えられるようにしたい。
- この世の中では、紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤ることが多く理不尽な世界だ。
- 紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤るので、大学まで授業料無償化が望ましい。
- お金持ちの子供はデビュー時からスターとして扱われ、大舞台が用意される。紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤るこの世界で庶民が這い上がるのは難しい。