「風下に笊」の意味(語源由来)
【ことわざ】
風下に笊
【読み方】
かざしもにざる
【意味】
苦労しても功が少ないこと。
このことわざ、努力するだけやなく、どうやって努力するかも考えなあかんってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
風下に置いた笊で風を防いでも効果が無いことから。
「風下に笊」の解説
「風下に笊(ざる)」っていうことわざは、ちょっと変なイメージがあるかもしれないけど、実はとてもわかりやすいんだよ。
笊(ざる)っていうのは、ね、食器洗いをしたり、野菜を洗ったりするときに使う、穴がいっぱい開いているあの道具のことだよ。
このことわざは、ざるを風の向く方向に置いて、風を止めようとすることから来ているんだ。でも、ざるには穴がたくさんあるから、風はそこを通り抜けてしまうよね。だから、どれだけ頑張っても、風を止めることはできないんだ。
これを例えに使って、たくさん努力しても、結果が出ないことや、役に立たないことを表しているんだよ。
たとえば、友達に説明しても理解してもらえない問題を、何度も何度も教えてみるけど、全然わかってもらえない時とか、まさに「風下に笊」の状況なんだ。努力はしているけど、結果が出ないんだよね。
「風下に笊」の使い方
「風下に笊」の例文
- 堤防を築いても、自然の驚異の前に風下に笊だった。
- 社長の親族しか出世できないから、頑張っても風下に笊だ。
- 彼は頑固なので梃子でも動かないだろう。説得を試みても風下に笊になる。
- その海を掘っても原油は出ない。風下に笊となり、時間とお金がむだに消費される。
- 防犯のために高い塀を築いたが風下に笊で、逆に侵入した泥棒を目立たなくする役目を果たしていた。