「ことわざ・慣用句」のLINEスタンプ発売中♪

【疑心暗鬼を生ず】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

疑心暗鬼を生ず

【ことわざ】
疑心暗鬼を生ず

「疑心、暗鬼を生ず」と、区切って読む。
「疑心暗鬼を作る」「疑心暗鬼」ともいう。

【読み方】
ぎしんあんきをしょうず

【意味】
疑ってかかると、なんでもないことも不安になり、疑わしく思えるというたとえ。

【語源・由来】
中国の『列子』にあることば。疑いの心で見ると、暗闇の中にいるはずのない鬼の姿が見えてくるということから。

【類義語】
・杯中の蛇影(はいちゅうのだえい)
・窃鈇の疑い(せっぷのうたがい)
・幽霊の正体見たり枯れ尾花(ゆうれいのしょうたいみたりかれおばな)
・落ち武者は薄の穂にも怖ず(おちむしゃはすすきのほにもおず)
・疑えば目に鬼を見る(うたがえばめにおにをみる)

【英語訳】
To fight with one’s own shadow.
An easy thing also looks doubtful if it sees with the mind of doubt.

【スポンサーリンク】

「疑心暗鬼を生ず」の使い方

健太
仲間で秘密にしていたことが、みんなに知られているんだ。
ともこ
もしかして、誰かが秘密を打ち明けてしまったの?
健太
そうかもしれない。誰が犯人なのか考えているうちに、全員が犯人に思えてきた。
ともこ
疑心暗鬼を生ずで、仲間を疑ってしまっているのね。

「疑心暗鬼を生ず」の例文

  1. 先生への密告が明らかになって、クラスメイトが疑心暗鬼を生ずことになった。
  2. 疑心暗鬼を生ずで、玄関に置いてあるバットまで凶器に思えてしまう。
  3. 疑心暗鬼を生ずというけれど、今回の事件の犯人はこのメンバーの中にいるとしか思えない。
  4. 近所でごみが荒らされていた。それ以来、疑心暗鬼を生ずで関係がぎくしゃくしている。

「疑心暗鬼を生ず」の文学作品などの用例

かの道なき所に道あるように覚え、水ある所に水なきように思い、きつねに左右せられて進退するなどは、狐を恐るるより疑心暗鬼を生ずるに至り、一時の幻覚、妄境を現ずるのである。そのくわしき説明は、心理学を研究せねばならぬ。(井上円了の迷信解より)


【2023年】おすすめ!ことわざ本




ことわざ・慣用句のLINEスタンプ発売中♪

「ことわざ・慣用句の百科事典」で使用している、当サイトのオリジナルイラスト素材が、LINEスタンプとしてついに発売開始されました。

意味を考えながらLINEスタンプを繰り返し使うことで、楽しくことわざや慣用句を覚えることができますよ♪