「僥倖は性を伐つの斧なり」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
僥倖は性を伐つの斧なり
【読み方】
ぎょうこうはせいをうつのおのなり
【意味】
努力によるものでなく得られた思いがけない幸運は、人の心を乱し命を落とす結果になりかねない。
「郷原」は、村で君子らしく振る舞う偽善者。
「僥倖」は、思いがけない偶然の幸運。
「僥倖は性を伐つの斧なり」ということわざは、偶然の幸運や予期せぬチャンスは、実際には人の心を混乱させ、最悪の場合、危険にさらす可能性があるという意味を持っているんだよ。
つまり、たまたまの幸せやラッキーな出来事が、実は後でトラブルの原因になることもあるってことやな。
簡単に手に入れたものは、注意しなあかんね。ツキのいいことばかり追いかけて、気を抜いたらあかんってわけやろ。
【語源・由来】
偶然の幸運は、人の徳性を絶ち切る斧のようなものだという意から。
【出典】
「韓詩外伝」
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「僥倖は性を伐つの斧なり」の解説
カンタン!解説
「僥倖は性を伐つの斧なり」っていう言葉は、急に運良く何かいいことがあったとき、それが実は心の平穏や性格を乱して、最終的には大変なことになるかもしれないという警告なんだよ。
考え方としては、自分の努力じゃなくて、たまたま起きたラッキーな出来事が、人の良い性質や心の平和を壊す、まるで斧で木を切るようなものだということを伝えているんだ。
「徼幸」とは、まさかというような偶然のラッキーなことを意味する言葉だよ。だから、この言葉は「偶然の幸運は、実は心や性格を壊すことがあるから、注意してね」ということを教えてくれているんだよ。
「僥倖は性を伐つの斧なり」の使い方
ギャンブルって良くないよね。
僥倖は性を伐つの斧なりよね。
当たっても外れても人生が狂うんだ。
違法薬物と同じ位取り締まってもいいかもね。
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「僥倖は性を伐つの斧なり」の例文
- 努力は決して僕を裏切らない。僥倖は性を伐つの斧なりというから、幸運に期待しない。
- 山が当たって100点をとったら僥倖は性を伐つの斧なりのごとく、次もまた期待して勉強を怠ってしまう。
- 100万円のバッグを拾うと味をしめて、僥倖は性を伐つの斧なりといわれるようにバッグを捜しまわり仕事をしなくなる。
- 僥倖は性を伐つの斧なりというから、神頼みではなく自分の能力頼みでがんばる。
- 幸運で地位を得ても能力が伴わず不幸な結果を招く。僥倖は性を伐つの斧なりというが、自らの努力でつかんだ地位の方がいい。