「居仏が立ち仏を使う」の意味(類義語)
【ことわざ】
居仏が立ち仏を使う
【読み方】
いぼとけがたちぼとけをつかう
【意味】
座っている人が立っている人に用事を頼むこと。
「居仏が立ち仏を使う」とは、自分自身で容易にできることを怠慢になり、他の人に頼むことを表す言葉だよ。
そうなんか。つまり、「自分で出来ることをサボって、他人に頼むのは良くない」っていう意味なんやな。
自分で出来ることは自分でやらなアカンのに、他人に頼むなんて、そらもう、さぼり魔の極みやな。
【類義語】
・立っている者は親でも使え
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「居仏が立ち仏を使う」の解説
カンタン!解説
「居仏が立ち仏を使う」ということわざはね、自分が立っていて動けるのに、わざわざ座っている人に頼むような行動、つまり自分で出来ることを楽して他の人にやらせる行動を指す言葉なんだよ。
この言葉の中の「居仏」は、座っている仏像のことを指していて、「立ち仏」は立っている仏像のことを表しているんだ。だから直訳すると「座っている仏が立っている仏を使う」となるんだけど、これが比喩的に「自分が立っていて動けるのに、わざわざ座っている人に頼む」っていう意味になるんだ。
例えばね、自分が立ってテレビのリモコンを取れる距離にいるのに、わざわざソファーに座っているお父さんに「リモコン取って」と頼むようなことがこれに当たるんだよ。つまり、自分で簡単にできることを怠けて他の人に頼むような行動を表しているんだね。それが「居仏が立ち仏を使う」っていうことわざの意味なんだ。
「居仏が立ち仏を使う」の使い方
ともこちゃん。立ってるついでに醤油を取って。
いいわよ。
そのついでにエアコンのスイッチを入れてよ。
居仏が立ち仏を使うのもいい加減にしなさいよ。自分で動いて。
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「居仏が立ち仏を使う」の例文
- 新入社員の健太くんはよく居仏が立ち仏を使うのだが、目上の人であろうともかまわず使う。
- 面倒くさがりのともこちゃんは、居仏が立ち仏を使い物事を行う。
- 居仏が立ち仏を使うのはいいのだが、あごで人を使うのはどうかと思う。
- 一度座ると立ち上がるのが面倒になり、居仏が立ち仏を使う。
- 居仏が立ち仏を使うが理想だが、一人暮らしではそうも言ってられない。