「市に禍を買う」の意味(語源由来)
【ことわざ】
市に禍を買う
【読み方】
いちにわざわいをかう
【意味】
自ら進んで禍の種を買う。
「市に禍を買う」ということわざは、自分自身が進んでトラブルや問題を引き寄せる行動をすることを表しているんだよ。
あー、なるほど。つまり、「自分からトラブルを引き寄せる」ってことやな。
普通、トラブルなんて避けたいところやけど、これは、なんでか自分からトラブルを探してしまう、そんな状況を指してるんやな。市場で物を買うように、自分から問題を引き寄せるっていうことわざやな。
【語源・由来】
「雑譬喩経」より。ある平和な国のお気楽な王様が災いを探し、イノシシの形をした禍母を買った。禍母は一日に針一升を食べたので国民に針を供出させたが、国民は負担に堪えきれず逃げ出した。家来は禍母を殺そうとしたが鉄製のために殺せなかった。そこで焼き殺そうとしたところ火の中から飛び出して周囲のものを焼き尽くし国が滅びた。
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「市に禍を買う」の解説
カンタン!解説
「市に禍を買う」っていうことわざはね、自分からわざわざ問題やトラブルを引き寄せる、つまり自分で自分の首を絞めるような行動をとることを指すんだよ。
たとえばね、わざと友達とケンカをしたり、無理に借金をしたりするようなことがこれにあたるんだよ。だから、「市に禍を買う」ってことわざは、自分で自分のトラブルを作り出す、自分から問題を求めるような行動は良くないと教えているんだよ。その行動は最終的に自分自身に悪影響を及ぼすからだよ。
「市に禍を買う」の使い方
あの人たちに関わらない方が良いわよ。市に禍を買うようなものよ。
そんなに悪い人たちかな。
良くないことが起きそうな気がするの。
ともこちゃんがそこまで言うなら距離を置こうかな。
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「市に禍を買う」の例文
- 不用意な発言は、市に禍を買うのと同じだ。
- それはパンドラの匣。開けると市に禍を買うようなものです。
- その話題を彼に振るのは、市に禍を買うことになる。
- エゴサーチはやめた方が良い。市に禍を買うように不幸を招く。
- 市に禍を買うとは君はマゾヒズムなのか。