「家を移して妻を忘る」の意味(出典・故事・類義語)

家を移して妻を忘る
【読み方】
いえをうつしてつまをわする
【意味】
忘れっぽく大切な物事を忘れる愚か者のたとえ。


家を移すときに、奥さんを忘れてしまうなんて、そりゃあ大事なものを忘れてるわな。これは、大切なものを見失わないように、ちゃんと気をつけなあかんってことを教えてくれる言葉やな。
【出典】
「説苑」の「徙りて其の妻を忘れたり」
【故事】
魯の哀公が孔子に「私はひどく忘れっぽい人のことを聞いたことがある。その人は家を引越しした時に妻を忘れたというが本当か」と聞いた。孔子は「それはまだ、物忘れがひどいとはいえない。本当にひどい人は自分自身を忘れる」と言った。
【類義語】
・宅を徙して其の妻を忘る
「家を移して妻を忘る」の解説
「家を移して妻を忘る」は、重要なことを忘れてしまう、または大事なものを見落とす行為を指す日本のことわざだよ。直訳すると、「家を移動させる(引っ越す)時に妻を忘れる」という意味なんだ。
これは非常に重要な要素、この場合では「妻」を見落としてしまう、あるいは忘れてしまうという非常に不注意な行為を指すんだ。
このことわざは重要なことを見落としたり、忘れたりする人々に警告を発するために使用されるよ。
「家を移して妻を忘る」の使い方




「家を移して妻を忘る」の例文
- 家を移して妻を忘るとは何たることか。気を引き締めろ。
- 年をとってから家を移して妻を忘るようになった。
- 天才発明家は家を移して妻を忘るというように、研究に没頭しすぎて妻に「君は誰?」と聞き離縁された。
- 家を移して妻を忘ることがないようメモをする。
- 家を移して妻を忘る彼に任せてしまって大丈夫なんだろうか。不安で胃が痛い。























