「鋳掛け屋の天秤棒」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鋳掛け屋の天秤棒
【読み方】
いかけやのてんびんぼう
【意味】
でしゃばる人や出過ぎたことのたとえ。
「鋳掛け屋」は、なべやかまを修理する職人。「天秤棒」は、両端に荷物を掛けて肩に担ぐ棒。
そっか、それはつまり、「どでかい態度を取る人、あるいはその行い」ってことか。鋳掛け屋が肩に担いだ長い天秤棒が、人々の邪魔になるように、自分だけ目立って周りに迷惑をかける人のことを言うんやな。
これは、自分だけが目立つような行動は人に迷惑をかけるっていう教訓やな。
【語源・由来】
鋳掛け屋の天秤棒は普通のものより長く、荷より先に突き出ていることから。
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「鋳掛け屋の天秤棒」の解説
カンタン!解説
「鋳掛け屋の天秤棒」っていうことわざは、普通よりも長い棒を使う鋳掛け屋の天秤棒が、荷物よりも端が長く出ることから、人が出しゃばったり、自分を目立たせる行為を表現するんだよ。
例えばね、クラスで先生が質問をしたときに、他のみんなが手を上げる前にすぐに答えを言ったり、グループ活動でみんなが意見を言う前に、自分だけが大声で話し始めたりするような行動を指すんだよ。
「鋳掛け屋」っていうのは、金属を溶かして形に流し込んで物を作る職人のことを言うんだ。「天秤棒」は、荷物を運ぶための棒で、片方に荷物を吊るし、もう片方にはそれを支えるための重りをつけるんだよ。このことわざで言う「鋳掛け屋の天秤棒」は普通よりも長く、荷物を運んでいる部分よりも端が長く出ているんだ。
だから、「鋳掛け屋の天秤棒」っていうのは、人が普通よりも目立つように行動する、ちょっとした出しゃばりを表現するための面白い比喩なんだよね。
「鋳掛け屋の天秤棒」の使い方
何だかもめているようだね。見てこようか。
鋳掛け屋の天秤棒よ。でしゃばると巻き込まれるわよ。
でも大変そうだよ。
健太くんに解決する能力はないでしょう?首を突っ込まない方が良いわ。
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「鋳掛け屋の天秤棒」の例文
- 社会に出たら鋳掛け屋の天秤棒は慎んだ方が良い。
- 子供同士の諍いに親が鋳掛け屋の天秤棒みたいに口を出すと、余計にややこしいことになる。
- 彼のためを思うならば鋳掛け屋の天秤棒はやめた方が良い。
- 鋳掛け屋の天秤棒だから悩みが絶えないんだよ。
- 夫婦喧嘩は犬も食わぬというのに、鋳掛け屋の天秤棒のようなことをするから両者から責められる事態に陥るんだ。
鋳掛け屋が天秤棒を肩に担いで歩くと、それが周囲の人々の邪魔になることから来ているんだ。