「豕を抱いて臭きを知らず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
豕を抱いて臭きを知らず
いのこをだいてくさきをしらず
自分の欠点は自分では気づかないものだということ。


他人から見たら明らかな自分の欠点でも、自分では全く気付いてないこともあるんやな。これは、自分の問題点に気づくのは難しいってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
臭い豕を抱えている本人にはその臭さが分からない意から。
【類義語】
・息の香の臭きは主知らず
「豕を抱いて臭きを知らず」の解説
「豕を抱いて臭きを知らず」っていうことわざはね、自分の悪いところや失敗を自分自身が気づかないことを教えてくれる言葉なんだよ。
「豕」っていうのは豚のことを指していて、豚は一般的に、すごく臭いとされているよね。でも、豚を抱いている人自身はその臭さに気づかないっていうことからこのことわざは作られたんだ。
例えばね、友達がちょっと困った表情をしているのに、自分はそのことに全然気づかずにずっと喋り続けるとか、部屋がゴミでいっぱいなのにそれが全然気にならないとか、そういうことを指しているんだ。
だから、「豕を抱いて臭きを知らず」っていうのは、自分の間違いや欠点を自分で気づくのは難しい、だから他の人の意見を聞いて自分を見つめ直すことも大切だよ、っていうことを教えてくれる言葉なんだね。
「豕を抱いて臭きを知らず」の使い方




「豕を抱いて臭きを知らず」の例文
- 彼は舌打ちが癖になっているが、豕を抱いて臭きを知らずのように気が付いていないようだ。
- 豕を抱いて臭きを知らずというが、彼はわがままだということに気づいていない。
- 客観的に自分を観察する術を身に付けないと、大抵の人は豕を抱いて臭きを知らずだ。
- 一般的に豕を抱いて臭きを知らずといわれるが、似たもの夫婦なので、鏡のように自分の欠点をまざまざと見せつけられている気分になる。
- 知らぬが仏なのかもしれない。豕を抱いて臭きを知らずというが、彼は一生自分の欠点に気が付かないのだろう。
























