「犬は人に付き猫は家に付く」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
犬は人に付き猫は家に付く
【読み方】
いぬはひとにつきねこはいえにつく
【意味】
犬は家人になつき、引っ越しにもついて行くが、猫は人よりも家の建物・場所になじむという意味。犬と猫の違いを表した言葉で、犬は飼い主である人間から受けた恩を一生忘れないというたとえ。
犬は飼い主に忠実で、飼い主がどこへ行こうとも付いて行く傾向がある一方、猫は人よりも自分が暮らす家や場所に強く結びついているとされているんだ。
一方、猫は家や場所に深くなつき、それが飼い主よりも重要な場合があるということを示しているんや。こうした特性を知ることで、ペットとの関係性をより深く理解できると思うわ。
【語源・由来】
犬と猫の性情を言い表したもの。
【類義語】
・猫は三年の恩を三日で忘れる
【英語訳】
Dog attaches himself to his master, while a cat attaches herself to the house.
「犬は人に付き猫は家に付く」の解説
「犬は人に付き猫は家に付く」っていうことわざはね、犬と猫の性格の違いを表しているんだよ。
犬はね、飼い主が大好きで、どこへでもついて行くんだ。例えば、家族が引っ越しをしたら、犬は新しい家にも一緒について行くよ。だって、犬は自分を大切にしてくれる人にずっと忠実なんだよ。
でも、猫はちょっと違うんだ。猫は人よりも家やその周辺の場所に慣れ親しむ傾向があるんだ。だから、飼い主が引っ越しても、猫は古い家やその周辺に留まることが多いんだよ。
これは、犬と猫の性格の違いをうまく表していて、それぞれがどんな風に忠実さを示すかを教えてくれるんだよね。犬は人に、猫は場所に忠実なんだよ。
「犬は人に付き猫は家に付く」の使い方
「犬は人に付き猫は家に付く」の例文
- 犬は人に付き猫は家に付くというように、飼っていた猫は引っ越し先の家からしばらくして居なくなり、前の家の近所の人から猫を見かけたという電話をもらった。
- 犬は人に付き猫は家に付くという言葉にもあるように、犬だったらしつけができるから飼うのを許可しても良いと父に言われた。
- 犬は人に付き猫は家に付くという言葉があるが、うちに定期的に遊びに来る猫は、いろんな家に付いていて餌をもらっているらしく、ふっくらしている。
- 犬は人に付き猫は家に付くという言葉があるが、犬は人に従順でかわいいが、猫は勝手に散歩してきてくれるから楽だぞ。
- 犬は人に付き猫は家に付くという言葉があるが、うちの犬は例外で、誰にもなつかないと決めて生まれてきたかのようにかたくなだ。