「居候置いて合わず居て合わず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
居候置いて合わず居て合わず
【読み方】
いそうろうおいてあわずいてあわず
【意味】
居候させる側もする側も苦労が絶えないため割に合わないこと。
「居候」は、他人の家に金も払わず住む人。
「居候置いて合わず居て合わず」ということわざは、他人の家に居候としている人は、世話をする側でも、世話を受ける側でも、何かと問題が起きやすい、つまり、割に合わないという意味があるんだよ。
なるほど、つまり、「他人の家に居候するのはどちらにとっても大変や」ってことやな。
お世話する方も、お世話される方も、何かと問題が起こりがちで、結局は割に合わんのやな。これは、自立の大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
川柳「居候置いてもあはず居てあはず」から。
【類義語】
・居候は居ても損置いても損
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「居候置いて合わず居て合わず」の解説
カンタン!解説
「居候置いて合わず、居て合わず」っていうことわざはね、他人の家に住んで生活している人(それを居候というんだ)と、その人を家に住まわせて面倒を見ている家族の両方にとって、それはなかなか大変で、得することが少ないという意味だよ。
例えばね、居候の人は自分の家じゃないから、いつも気をつけなきゃいけないし、自分の自由に生活できないから大変だよね。一方、その人を家に住まわせて面倒を見ている家族は、もう一人分の食事を作ったり、洗濯をしたりするので、それも大変なんだ。
だから、このことわざは、居候を置くのも、居候になるのも、何かと大変で、得することが少ないという意味を教えてくれているんだよね。でも、もちろんこれは一概に全ての状況がそうだというわけではないよ。人によっては、お互いに助け合って生活することができる場合もあるからね。
「居候置いて合わず居て合わず」の使い方
東京に行きたいんだけど、親戚の家に居候させてもらえないかな。
居候置いて合わず居て合わずというわよ。やめた方が良いわ。
お互い気疲れするだけか。
宿泊代よりも余計に高つく結果になるかもよ。
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「居候置いて合わず居て合わず」の例文
- 家に家族以外の人間がいると油断できない。居候置いて合わず居て合わずとは本当だった。
- 進学を機に子供を居候させてほしいとお願いされたが、居候置いて合わず居て合わずと思いお断りした。
- 居候置いて合わず居て合わずというのは知っているが、大恩ある人からの頼みで断れなかった。
- いくら部屋が余っているといっても、居候置いて合わず居て合わずだから部屋を貸すのは嫌だ。
- 生活習慣は十人十色だから、居候置いて合わず居て合わずだ。