「一度はままよ二度はよし」の意味(語源由来)
【ことわざ】
一度はままよ二度はよし
【読み方】
いちどはままよにどはよし
【意味】
一度目は良心の呵責に苛まれた悪事も、二度目は平気でするようになるということ。
良心は麻痺しやすいことをいう。
「ままよ」は、なるようになれの意。
「一度はままよ二度はよし」ということわざは、初めて悪事を犯す時、人は良心が痛むけれども、なるようになれと気持ちを切り替えて行動する。
ええな、これはけっこう深いな。最初はちょっとでもダメなことはダメやと思うてるけど、それを我慢できずにやっちゃう。
そしたら、次からはなんとも思わなくなって、どんどんダメなことにのめり込んでいくんやな。これは、ダメなことは最初からやらない方がええってことを教えてくれてる言葉やな。
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「一度はままよ二度はよし」の解説
カンタン!解説
「一度はままよ二度はよし」っていうことわざはね、初めてちょっと悪いことをするときには、心の中で「これはちょっと良くないな」と思うけど、まあいいや、と思ってしまうんだ。でも、それが二回目、三回目と続くと、次第にその悪いことに対する罪悪感がなくなって、全然平気でやってしまうようになる、っていう意味なんだよ。
例えば、最初はちょっとだけお菓子をつまんでしまったときには「これはちょっとダメだな」と思うけど、それが続くと次第に「全然平気だよね」と思うようになる、っていう感じだね。
このことわざは、悪いことをしてしまうと最初は罪悪感があるけど、それを何度も繰り返していくとその罪悪感が薄れてしまい、気づかないうちにその悪い行動にハマってしまう、という人間の心の動きを教えてくれるんだよ。だから、自分の行動にはいつも気をつけて、初めての一度目から悪いことをしないようにしようね。
「一度はままよ二度はよし」の使い方
健太くん。ポイ捨ては犯罪よ。
誰も見ていないし、一度くらいならいいじゃないか。
一度はままよ二度はよしといって、繰り返すようになるのよ。
箍が外れちゃうのね。ちゃんとごみ箱に捨てるよ。
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「一度はままよ二度はよし」の例文
- 彼は悪い友人の誘いで万引きをし、一度はままよ二度はよしというように何度も繰り返しているようだ。
- 悪事に手を染めたが最後、一度はままよ二度はよしとなるものだ。
- 最初は気がとがめたが、一度はままよ二度はよしのように何も感じなくなった。
- 一度はままよ二度はよしというから一線を越えてはいけない。
- 不正を行うと一度はままよ二度はよしとなり、悪事がエスカレートして立派な犯罪者ができあがる。