「一を聞いて十を知る」の意味(語源由来・出典・類義語・対義語)
【ことわざ】
一を聞いて十を知る
【読み方】
いちをきいてじゅうをしる
【意味】
聡明で物事の一部を聞いただけで他の万事を理解すること。
これはすごい賢さと理解力が必要やな。なんでもかんでも一瞬で理解するって、すごい才能やな。みんなから頼られるやろな、そんな人は。
【語源由来】
少し(一)聞いただけで、物事のすべて(十)がわかってしまうことから。
【出典】
「論語」公冶長
【類義語】
・一を推して万
・一を以て万を知る
・目から鼻へ抜ける
【対義語】
・一知半解
・一を知りて二を知らず
・十を聞いて一を知る
・其の一を知りて其の二を知らず
・目から耳へ抜ける
「一を聞いて十を知る」の解説
「一を聞いて十を知る」っていうことわざはね、物事の一部分を聞いただけで、それが全体の理解につながるっていう意味なんだよ。
例えば、新しい映画が公開されたとして、友達がその映画のストーリーの一部を話してくれたとしよう。その一部分だけ聞いても、ちょっとしたヒントやキーポイントが分かるかもしれないね。それによって、全体のストーリーを推測したり、映画の内容や雰囲気を想像したりすることができるんだ。
このことわざは、そのように賢くて理解が早い人のことを表しているんだよ。彼らは物事の一部分から全体を想像し、予測する能力を持っているんだ。それによって、他の人よりも早く理解できたり、的確な判断を下したりすることができるんだ。
だから、「一を聞いて十を知る」っていうのは、たった一つの情報やヒントから全体を把握し、理解することができる非常に賢くて早い人のことを指しているんだね。彼らは観察力や洞察力が優れていて、物事を深く理解する能力を持っているんだよ。
「一を聞いて十を知る」の使い方
「一を聞いて十を知る」の例文
- 一を聞いて十を知る理解力が欲しい。
- ともこちゃんは少し説明を聞いただけで、すぐに仕組みを理解できた。一を聞いて十を知るだ。
- あの人は、仕事に対して一を聞いて十を知るような行動をとった。
- 彼は頭の回転が良く「一を聞いて十を知る」ような人です。
「一を聞いて十を知る」を英語で言うと?
「一を聞いて十を知る」の英語表現をご紹介します。
※英語の声:音読さん
Half a word is enough for a wise man.
- 直訳:賢明な人には、半分の単語で足りる。
One word is enough to the wise.
- 直訳:賢い者には一言で十分だ。
- 意味:頭のいい人は、簡潔な警告や説明だけで全てを理解できる。