「一善を廃すれば衆善衰う」の意味(語源由来・類義語)

一善を廃すれば衆善衰う
【読み方】
いちぜんをはいすればしゅうぜんおとろう
【意味】
善行は小さくても無視や軽視をしてはいけない。


ちっちゃい善行でも、それをバカにしたり見過ごしたりすると、結局、全体の良い行いも減ってしまうわけや。これは、小さな善行もちゃんと大切にしろってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
小さな善行をおろそかにすると世の全ての善行が行われなくなる意から。
【類義語】
・一行失すれば百行共に傾く
「一善を廃すれば衆善衰う」の解説
「一善を廃すれば衆善衰う」っていうことわざはね、ちっちゃな良い行いでも、無視したり見下したりしちゃいけないよ、っていう教えなんだよ。
例えばね、クラスのみんながゴミを拾っていて、自分だけが「それくらいのことは大したことじゃない」って思って拾わなかったら、その後、みんなも「あ、あいつがやらないなら、僕たちもやらなくていいよね」って思うようになって、みんながゴミを拾わなくなってしまう可能性があるんだよ。
だから、一つの小さな良い行いを軽視してしまうと、全体の良い行いが少なくなってしまうことを表しているんだ。だから、どんなに小さな善行でも大切にして、それを続けることが大切だよ、っていうことを教えているんだね。
「一善を廃すれば衆善衰う」の使い方




「一善を廃すれば衆善衰う」の例文
- 大したことのない善行だと馬鹿にしてはいけない。一善を廃すれば衆善衰うといわれる。
- そんなことでは一日一善どころか一日半善だねと鼻で笑われたが、一善を廃すれば衆善衰うとうからよくない批判だ。
- 一善を廃すれば衆善衰うから、小さなことでも人のためになる良いことをするように心がける。
- 一人だと瑣末なことでも、百人がすれば大きな善行となる。一善を廃すれば衆善衰うというが、小さな善行でもみんなで行うことで良い世界に変わる。
- ささやかな善行を馬鹿にするようになると善行が行われなくなり、一善を廃すれば衆善衰うとなる。
























