「鰯の頭をせんより鯛の尾に付け」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
鰯の頭をせんより鯛の尾に付け
【読み方】
いわしのかしらをせんよりたいのおにつけ
【意味】
小さく弱い集団の長になるよりも、大きく強い集団で他の者と同じように動く方が安全で気楽だということ。
「鰯の頭をせんより鯛の尾に付け」ということわざは、大きな団体や強い人の後ろについて行く方が、小さな組織や弱い人をリーダーにするよりも安全で確実だという意味があるんだよ。
そうなんやな、それはつまり「小さい組織のトップになるより、大きな組織の一員でいる方がいい」ってことやな。
小さな船を自分で動かすよりも、大きな船の一部になって安全に航海する方がええってことや。これは、安全と確実性を重視するときに覚えておかなアカン教訓やな。
【類義語】
・寄らば大樹の陰
【対義語】
・寧ろ鶏口となるも牛後となる勿れ
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「鰯の頭をせんより鯛の尾に付け」の解説
カンタン!解説
「鰯の頭をせんより鯛の尾に付け」っていうことわざは、小さなグループやチームのリーダーよりも、大きなグループやチームの一員である方が、もっと安全で確実な結果が得られるという意味だよ。
例えばね、サッカーチームがあったとして、小さいチームのキャプテンよりも、大きな有名なチームの一員である方が、もっと上手になれたり、もっとたくさんのことを学べるんじゃないかな。
「鰯の頭」は小さな魚の頭を表していて、「せん」はリーダーになることを意味しているんだ。「鯛の尾」は大きな魚の尾を表していて、「付け」はその後ろについていくことを表しているよ。だから、このことわざは、「小さいグループのリーダーよりも、大きなグループの一員の方が、もっと安全で確実な結果が得られる」って教えてくれているんだね。
「鰯の頭をせんより鯛の尾に付け」の使い方
父さんが昇進を断ったんだよ。
あらもったいない。
鰯の頭をせんより鯛の尾に付けって言っていたよ。トップに立って、会社を大きくして鯛のお頭になればいいのに。
健太くんと同じで楽な方を選ぶのね。
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「鰯の頭をせんより鯛の尾に付け」の例文
- 今の若者は、鰯の頭をせんより鯛の尾に付けと考えるものが多い。
- 細く長くを目指すなら、鰯の頭をせんより鯛の尾に付け。
- 小さい企業の社長になって金策に奔走するよりは、鰯の頭をせんより鯛の尾に付けだ。
- 零細企業で出世しても大企業に頭が上がらない。ならば、鰯の頭をせんより鯛の尾に付けだと思う。
- 風が吹けば飛ぶような小さい会社の社長は苦労ばかりだ。鰯の頭をせんより鯛の尾に付けという。責任が軽い平社員のままでいい。