「蛙の願立て」の意味(語源由来)
【ことわざ】
蛙の願立て
【読み方】
かえるのがんたて
「蛙の立願」ともいう。
【意味】いい加減な考えで行動し失敗すること。
ほぉ、それはつまり、「よく考えずに行動すると、せっかくのチャンスもダメになっちゃう」ってことやな。
計画や考えがちゃんとしてないと、いいことがあっても結局失敗するってわけや。これは、物事をする前に、ちゃんと計画や考えを練らないといけないってことを教えてくれるんやな。
【語源・由来】
立って歩きたいと願う蛙が歩けるようになったが、目が後ろについたままだったため動くことができず死んでしまったという寓話から。
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「蛙の願立て」の解説
カンタン!解説
「蛙の願立て」っていうことわざは、面白いお話が元になっているんだよ。
昔々、蛙が人間のように歩きたいと思って、その願いをかなえてもらったんだ。手足は前に向いて、人間みたいになったけど、目はそのまま後ろ向きのままだったんだ。だから、結局身動きができず、死んでしまったんだって。
このことわざは、ちゃんと考えないでやった計画や考えが失敗することを、このお話を使って表しているんだよ。
例えばね、宿題を早く終わらせたくて、適当にやったことがあるかな?でも、その結果、先生に注意されたりして、逆に時間がかかったりすることがあるよね。それがまさに「蛙の願立て」みたいなことだよ。
つまり、このことわざは、計画や考え事をするときに、先をちゃんと考えて、慎重に進めないと、逆に失敗してしまうよ、と教えてくれる言葉なんだね。何をするにも、よく考えてから行動することが大切だよ!
「蛙の願立て」の使い方
ああー。失敗した。
蛙の願立てだからよ。ちゃんと計画を立ててから実行しないとだめよ。
行き当たりばったりじゃ駄目なんだね。
そりゃそうよ。
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「蛙の願立て」の例文
- ともこちゃんのくよくよしないお気楽な性格は長所でもあるが、蛙の願立てとなることが多く短所でもある。
- 蛙の願立てだったせいでそのプロジェクトは頓挫した。
- 税金が原資だと自分の懐が痛まないからか、政治家や官僚の考えることは蛙の願立てであることが多く、税金の無駄使いだ。
- もうけに目がくらみ損した場合を考えていなかったのは愚かだ。蛙の願立てだな。
- 蛙の願立てで一人苦しむならまだいいが、多くの人を巻き込んだんだぞ。どう責任を取るつもりだ。
これは、計画や考えが不十分で、最終的にはうまくいかないことを示すたとえとなっているんだ。