「籠で水汲む」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
籠で水汲む
【読み方】
かごでみずくむ
【意味】
どれだけやっても効果が無いこと。
あー、それはもう、かごで水を汲んでるみたいに、無駄な努力をしてるってことやな。せっかくがんばっても、結果が出んなら、それは効果がないやり方ってわけやね。
やり方を工夫して、努力を無駄にせんようにしないといかんねんな。この言葉、無駄な努力をしないための警告やな。
【語源・由来】
籠で水を汲んでも編み目から水が漏れて、少しもたまらない意から。
【類義語】
・網の目に風たまらず
・笊に水を入れる
・味噌漉しで水を掬う
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「籠で水汲む」の解説
カンタン!解説
「籠で水汲む」っていうことわざは、籠っていうのは水を通してしまう穴がたくさんあるから、そこで水を汲もうとしても水は全然たまらないよね。それと同じで、めちゃくちゃ努力しても、結果が出ない時のことを表してるんだよ。
たとえば、テストの勉強をずっとしていても、点数が全然上がらないような時や、スポーツで練習しまくっても成果が見えない時など、そのような状況を「籠で水汲む」と言うんだよ。もちろん、努力は大事だけど、やり方が間違ってると、努力しても結果が出ないことがあるんだね。その状況をこのことわざで表現しているんだよ。
「籠で水汲む」の使い方
健太くん。英語の勉強をしているの?
そうなんだ。アメリカ人の子が好きなんだ。
付き合うために勉強するのね。籠で水汲むようなものだと思うわ。だっていつも三日坊主だもん。
今回は大丈夫。愛は勝つよ。
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「籠で水汲む」の例文
- 掃除をどれだけしても籠で水汲むのと同じだ。不法投棄が無くならない。
- 花粉症対策のために木を植え替えているが、籠で水汲むようなものだ。
- 世界中で一致団結して環境対策をしないと、一国だけが頑張っても籠で水汲むだ。
- 籠で水汲むのと同じで、働けど働けど猶わが生活楽にならざりじっと手を見る。
- 振り込め詐欺の注意喚起をしても籠で水汲むように効果が出ず、被害者が無くならない。
このことわざは、どれだけ努力しても、効果が全然見られないことを表しているよ。