「怪力乱神を語らず」の意味(出典)
【ことわざ】
怪力乱神を語らず
【読み方】
かいりきらんしんをかたらず
【意味】
君子たるもの怪しげなことや不確かな現象は口にしないということ。
孔子の言行について弟子が言った言葉。転じて、怪しげなことは口にしないという意でも用いられる。
「語らず」は「語げず」ともいう。
「怪力乱神」=「怪」は奇怪なこと。「力」は武勇や暴力のことで「りょく」とも読む。「乱」は道理に背き世を乱すこと。「神」は鬼神。
なるほどな、つまり「ちゃんとした人は、おかしなことやわけのわからんことを話さない」ってことやな。
無駄なことや変なことを言うんじゃなくて、真剣に正しいことを考えるんやな。これは、自分が何を話すか、どう考えるかをちゃんと考える大切さを教えてくれてるんやろな。
【出典】
「論語」
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「怪力乱神を語らず」の解説
カンタン!解説
「怪力乱神を語らず」っていう言葉はね、賢い人や立派な人は、変な力や不思議なこと、理由がわからないようなことについては、話さないっていう意味なんだよ。
たとえば、お化けや超能力みたいな、現実とはちょっと違う話や、変なうわさを広めたりすることは、賢い人はしないんだって。
この言葉は、真剣な話や、本当のことだけを考えて話すことが大切だって教えてくれているんだね。変なことを言うのではなく、ちゃんと理由があって、みんなが納得できるようなことを話すべきだっていう教えなんだよ。
「怪力乱神を語らず」の使い方
怪力乱神を語らずっていうけど、大統領がUFOの存在を認めているよね。
NASAが認めているからね。
じゃあ怪しい話じゃないんだね。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
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「怪力乱神を語らず」の例文
- 「神風が吹く」なんて発言は不適切だ。怪力乱神を語らずという。
- 怪力乱神を語らずで、政治家はお化けのような存在が不確かなものの話はしてはいけない。
- 怪力乱神を語らずだから、首相は占いを信じない。
- 心霊写真について熱く語るような政治家は信用ならん。怪力乱神を語らずだ。
- シックスセンスは存在するのか聞かれたが、その政治家は怪力乱神を語らずと明言を避けた。
このことわざは、私たちに道徳的な価値や理性を重視する態度を教えているんだ。