「火事あとの火の用心」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語)
【ことわざ】
火事あとの火の用心
「焼けた後の火の用心」ともいう。
【読み方】かじあとのひのようじん
【意味】
時機におくれて間に合わず役に立たないこと。
なるほどなぁ。火事が起きたあとに、用心するんじゃ、もう遅いんやもんなぁ。ちゃんと前もって気をつけてないとあかんのや。
これは、問題が起きる前に、しっかりと準備しておかなあかんって教えやな。後悔先に立たずってやつや。みんなも、いざという時に備えて、ちゃんと用心してな、これからの人生もスムーズに進むんやろうなぁ。
【語源・由来】
火事が発生してから火の用心をしても何にもならない意から。
【類義語】
・葬礼帰りの医者話
・燃えついてからの火祈禱
・盗られた後の戸締り
・生まれた後の早め薬
【対義語】
・暮れぬ先の提灯
・転ばぬ先の杖
【英語】
Advice comes too late,when a thing is done.(事が済んでから忠告されても遅すぎる)
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「火事あとの火の用心」の解説
カンタン!解説
「火事あとの火の用心」っていう言葉はね、もう何か悪いことが起きてしまった後で、その対策を始めても遅いよ、という意味なんだ。
たとえば、お家が火事になってしまってから、「あれ、火の用心をしっかりしなくちゃ!」って言っても、もう遅いんだよね。だって、火事が起きてしまった後じゃ、用心しても何も変わらないんだ。
このことわざは、大切なことは事前にしっかりと準備や対策をすることが重要だと教えてくれているんだ。後で慌てて対策をしても、時すでに遅し、ということを言っているんだよ。
だから、この言葉を聞いたら、何事も先手を打って、しっかりと準備しておくことが大切だってことを思い出してほしいな。
「火事あとの火の用心」の使い方
地震のあとに防災グッズを買っても火事あとの火の用心だよね。
そうとも言えるけど、そうでないとも言えるわ。
日本は地震大国だから?
そう。次の地震の時に備えることができるわ。
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「火事あとの火の用心」の例文
- 虫歯になってから歯の心配をしても火事あとの火の用心だ。歯は再生しないから予防治療が肝心。
- 病になってからたばこや酒をやめる人が多いが、火事あとの火の用心だ。
- 事故にあってから保険に入っても保障されず火事あとの火の用心だ。前もって入っておくから意味がある。
- 試験に失敗してから勉強しても火事あとの火の用心だが、人生という尺で見れば意味のあることだ。
- 何事も前もって早めの行動が大事だが、人間は愚かなので火事あとの火の用心になることが多い。
大事なのは、問題が起きる前にしっかりと予防することなんだ。