「上に居て驕らざれば高くして危うからず」の意味(出典)
【ことわざ】
上に居て驕らざれば高くして危うからず
かみにいておごらざればたかくしてあやうからず
【意味】
人の上に立つ者が驕り高ぶるようなことをしなければ、その地位はどんなに高くても危ないことは無いということ。
大きな役職や立場になっても、地に足をつけて、人として謙虚に生きることが大事やってこと。そしたら、トラブルや問題も少なくなるんやろな。大事な教えやね、これは。
【出典】
「孝経」
「上に居て驕らざれば高くして危うからず」の解説
「上に居て驕らざれば高くして危うからず」っていう言葉は、ちょっと難しいけど、とっても大事なことを教えてくれるよ。
これをもう少しわかりやすく言うと、「トップにいる人が、自分がすごいって思っておごらず、自慢しなければ、その立場がどんなに高くても、危険は少ない」ということなんだ。
例えば、学校でクラスの代表になったり、スポーツのチームでキャプテンになったりすることを考えてみて。そういう立場になったら、他の人よりちょっと特別な役割を持っているよね。でも、それで「自分はすごい!」って思って、他の人をバカにしたり、命令ばかりしたりすると、みんなから嫌われてしまうよね。
逆に、自分がリーダーの役割を持っていても、みんなと同じように接して、助け合ったり、一緒に楽しむことを大切にすると、みんなから信頼されるし、その立場もしっかりと保てるんだ。
だから、この言葉は、「立場が上の人も、自分を大切にするだけでなく、みんなと一緒にいい関係を築くことが大切」ということを教えてくれているんだよ。
「上に居て驕らざれば高くして危うからず」の使い方
「上に居て驕らざれば高くして危うからず」の例文
- 上に居て驕らざれば高くして危うからずといい、謙虚な心が妬みや恨みを退ける。
- 驕り高ぶれば平家一族のようになる。上に居て驕らざれば高くして危うからずだ。
- 領民の目線に立って世を治めれば、上に居て驕らざれば高くして危うからずで自分の地位も世の中も平穏無事である。
- 上に居て驕らざれば高くして危うからずというが、驕りは反感を買いその地位を危うくする。
- 人の上に立つ者は人を見下したり軽んじてはいけない。上に居て驕らざれば高くして危うからずといい、間違えると失脚する。