「雷が鳴ると梅雨が明ける」の意味(語源由来)
【ことわざ】
雷が鳴ると梅雨が明ける
【読み方】
かみなりがなるとつゆがあける
【意味】
雷をともなった土砂降りの雨になると梅雨が明ける。
要するに、大変なことがあったあとは、いいことが待ってるってわけやな。ガッツリと雨が降って、雷が鳴ると、その後はスッキリ晴れるのを待ちわびる感じやね。
梅雨前線は二つの性質の違う高気圧、オホーツク海高気圧、太平洋高気圧の境目。梅雨前線付近では、北と南からの湿潤な空気がぶつかって上昇気流が発生しており、日本に長雨を降らせる。梅雨の終わりになると、夏の高気圧である太平洋高気圧が勢力を増し、雨のもととなる高温多湿な空気が前線に向かって流れ込むため、雷雲が発達しやすくなる。
「雷が鳴ると梅雨が明ける」の解説
「雷が鳴ると梅雨が明ける」って、日本の天気の特徴を表す言葉だよね。
日本では、毎年月ごろになると「梅雨」という雨の季節が訪れるんだ。その時期はジメジメと湿気が多くて、続く日々の雨で気分もちょっと沈んじゃうこともあるよね。でも、そんな梅雨の時期に雷がたくさん鳴ると、それはもうすぐ梅雨が終わって、夏が本格的に来る兆しのサインなんだ!
なぜかっていうと、雷がたくさん鳴るのは、非常に暑くて湿気の多い空気が日本の上空にたくさん入ってきた時なんだ。この暑くて湿った空気が、雲を大きく育てて、そこから雷が発生するんだよ。それと同時に、夏の高気圧である「太平洋高気圧」が力を増してきて、その影響で梅雨前線が北へと移動していくことになるんだね。梅雨前線が北へと移動すると、梅雨が明けて、夏が本格的にスタートするんだ!
でも、注意が必要なのは、すべての雷が梅雨明けの兆しってわけじゃないこと。時々、梅雨前線が停滞して、すごく湿った空気が流れ込む時があるんだ。そういう時は、とても不安定な天気になって、ガーっと雷が鳴ったり、激しい雨が降ったりすることもあるよ。そういう時は、すぐに梅雨が明けるわけじゃないから、ちょっと辛抱強く待つ必要があるんだね。
だから、「雷が鳴ると梅雨が明ける」って言うけど、その雷の状況や天気の変動をよく観察して、梅雨明けを楽しみに待つといいよ!
「雷が鳴ると梅雨が明ける」の使い方
「雷が鳴ると梅雨が明ける」の例文
- 雷が鳴ると梅雨が明けるというから、もうすぐ梅雨が明けるだろう。
- 雷が鳴ると梅雨が明けるというが、気の早い蝉がもう鳴き始めている。
- 雷が鳴ると梅雨が明けるといわれるが、暑い夏が来るくらいならずっと雨でもいい。
- 雷が鳴ると梅雨が明けるというので、半そでの用意をしよう。
- 雷が鳴ると梅雨が明けるという、今年も暑さの記録更新だろうか。
これは、天気の変わり目を示す現象として古くから言われているものなんだよ。