「金の草鞋で尋ねる」の意味(類義語・語源由来・英語訳)
【ことわざ】
金の草鞋で尋ねる
【読み方】
かねのわらじでたずねる
【意味】
根気よくさがしまわること。
金の草鞋って、ずっと履いて歩くのは大変そうやけど、それでもめげずに探し続けるって意気込みやね。難しいことや目標に向かって、諦めずに努力する姿勢を示す言葉やな。
【語源・由来】
「金」は、鉄の意。鉄の草鞋は、いくらはいてもするきれないから。
【類義語】
・金の足駄で尋ねる
・金の草鞋を履く
・鉄の下駄で尋ねる
・金の草鞋で捜す
【英語訳】
・Iron straw sandals are worn and asked.
・It is patient and searches.
「鉄の草鞋で尋ねる」と表すこともあります。
また「金の草鞋」を「きんのわらじ」と読むのは誤りですので、注意が必要です。
「金の草鞋で尋ねる」の解説
「金の草鞋で尋ねる」っていう言葉はね、本当にしつこく、ずっと探し続けるって意味なんだよ。
考えてみて!草鞋って、普通はわらでできていて、歩きすぎるとすぐに擦り切れちゃうんだ。でも、もし草鞋が金でできていたら、それはすぐには擦り切れないよね。だから、このことわざは、とても長く、辛抱強く物事を探し続けることを表してるんだ。
つまり、大事なものや難しいことを探してる時に、諦めずに、ずーっと探し続けるってことを意味しているんだね。ちょっとした困難に負けず、最後まで頑張る精神を表しているんだよ。
「金の草鞋で尋ねる」の使い方
「金の草鞋で尋ねる」の例文
- 金の草鞋で尋ねてでも、自分が納得できる結婚相手を選ぶべきだ。妥協をすると一生後悔をするよ。
- 金の草鞋で尋ねたところで、なかなか家族が全員納得する物件に出逢う事が出来ない。
- この広い砂浜から、亡くした鍵を探し出すだなんて、金の草鞋で尋ねても見つけ出せそうにないよ。
- このアイテムは出現確率がかなり低いから、金の草鞋で尋ねてもなかなか取得するのは難しいよ。
- 金の草鞋で尋ねても二度と会う事が出来ないような、相性の良い相手でありました。
「金の草鞋で尋ねて」の文学作品などの用例
若勢を頼みたくても、男という男がみんな田圃からひッこぬかれて行ってしまっているこのごろ、金の草鞋でさがし廻ってもみつからなかった。それで、武三をこれまで通りに置いて呉れるよう、父親の竹松に再三再四拝まんばかりに頼んだが、竹松はどうしても首をタテに振らなかつた。(伊藤永之介の押しかけ女房より)