「褐を被て玉を懐く」の意味(出典・語源由来・英語)
【ことわざ】
褐を被て玉を懐く
「勝つも負けるも運次第」「勝負は時の運」ともいう。
【読み方】
かつをきてたまをいだく
【意味】
すぐれた才や見識をもっていること。
「褐」は、粗末な衣服。
たとえば、どこにでもいる普通の人のように見えるけど、実はすごい才能を持っている人がいるかもしれないんや。
でも、その人は自分の才能を隠しているから、誰にもわからないのや。ちょうど宝石をポケットの中に隠しているようなものなんやね。
【出典】
「老子」
【語源・由来】
粗末な服を着ているがふところには美しい宝玉を抱いている意から。
【英語】
Under a ragged coat lies wisdom.(ぼろ服の下に知恵が横たわっている)
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「褐を被て玉を懐く」の解説
カンタン!解説
「褐を被て玉を懐く」っていうことわざは、外見は普通や地味でも、中にはすごい才能や能力を隠している、っていう意味なんだよ。
例えばね、クラスにあんまり目立たない子がいて、いつも静かでおとなしいけど、実はピアノがすごく上手だった、なんてことあるよね。外見や態度からは分からないけど、その子は本当にすごい特技を持っているっていうこと。
「褐」っていうのは、ちょっと古い言葉で、普通や地味な服のこと。「玉」は宝石のようなすごいものや才能のことを表してるんだ。
だから、「褐を被て玉を懐く」は、地味な服を着てるけど、中にはすごい宝物や才能を持っている、っていうことを言っているんだよ。
このことわざから学べることは、人の価値や能力は外見だけで判断しちゃダメってこと。みんなそれぞれ、見えない所に素晴らしいものを持っているかもしれないから、それを大切にしなきゃね。
「褐を被て玉を懐く」の使い方
彼は学校一の秀才なのよ。
えっ。彼が?いかにも鈍そうなのに?
まさに褐を被て玉を懐くというやつね。
人を見た目で判断してはいけないんだね。
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「褐を被て玉を懐く」の例文
- ともこちゃんは純粋な日本人の見た目だが、帰国子女なので三か国語話せて褐を被て玉を懐く。
- 褐を被て玉を懐く彼は、NASAから声がかかっているという。
- 数学の先生は、褐を被て玉を懐く健太くんの数学センスを見出し開花させた。
- ともこちゃんは褐を被て玉を懐くので、彼女の見識は専門家をも唸らせる。
- 褐を被て玉を懐く子たちの才能を伸ばすには公立の教育では不十分だ。
これはちょっと難しい言葉だけど、簡単に言うと、とても価値のあるものをひっそりと隠して持っていることを表しているんだよ。