「蚊を殺すにはその馬を撃たず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
蚊を殺すにはその馬を撃たず
【読み方】
かをころすにはそのうまをうたず
【意味】
手段のために目的に反するようなことをしてはいけないという戒め。
「蚊を殺すにはその馬を撃たず」ということわざは、小さな問題を解決するために、大事なものまで犠牲にするのは得策ではないという意味だよ。
なるほどな。つまり、ちっちゃい悩みにばっかり目を取られて、もっと大事なものを壊したり見失ったりしてしまうのはアカンってことやな。
細かいことにこだわるあまり、本当に大切なことを忘れんようにせなアカンねんてな。
【語源・由来】
馬にとまる蚊を殺すためにその馬を傷つけてはならないという意から。
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「蚊を殺すにはその馬を撃たず」の解説
カンタン!解説
「蚊を殺すにはその馬を撃たず」っていうことわざはね、大事なものや目的を壊してしまうくらいなら、ちょっと困ったことや小さい問題は無視するべきだってことを教えてくれる言葉なんだよ。
イメージとしては、馬の上にとまった蚊を殺そうとして、その馬まで傷つけてしまうこと。つまり、小さいことを解決しようとするあまり、もっと大事なことを壊してしまう、っていうこと。それはちょっとバカらしいよね。
同じような意味で「角を矯めて牛を殺す」っていう言葉もあるんだ。これは、牛の角をまっすぐにしようとするあまり、牛自体を傷つけてしまうことを指すんだ。
要するに、小さな問題にこだわりすぎて、本当に大切なことや目的を忘れたり、犠牲にしてしまうのはよくないってことを、これらのことわざは教えてくれているんだよね。大切なのは、全体を見ることと、本当に重要なものを大事にすることなんだ。
「蚊を殺すにはその馬を撃たず」の使い方
親が左利きをなおせって言うんだよ。
左利きをなおすと健太くんの右脳が衰え、その突出した発想力も衰えそう。
蚊を殺すにはその馬を撃たずだよね。左利きをなおすことで僕の魅力が殺されてしまう。
両利きになればお互い納得できるんじゃないかしら。
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「蚊を殺すにはその馬を撃たず」の例文
- 細かいことにこだわって失敗するようではだめだ。蚊を殺すにはその馬を撃たずだ。
- 感染症対策のために経済活動を停止させては元も子もない。蚊を殺すにはその馬を撃たずという。国民の豊かな生活のために良い策を考えよう。
- それでは本末転倒だから、蚊を殺すにはその馬を撃たずの心がけが大事だ。
- 蚊を殺すにはその馬を撃たずを胸に、目的は何だったか初心にかえることが大事だ。
- バッターのフォームをなおすことで打率が下がったら意味がない。蚊を殺すにはその馬を撃たずだから、打率が上がるわけではないならこのままでいい。