「瑕瑜相揜わず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
瑕瑜相揜わず
【読み方】
かゆあいおおわず
【意味】
長所も短所も隠さずありのままに示すこと。
「瑕」は、玉の傷。「瑜」は、玉の美しい光沢。
「瑕瑜相揜わず」ということわざは、人や物の良い点と悪い点、両方を隠さずにそのまま見せることを意味しているんだよ。
ほぉ〜、それはつまり、みんなの前で自分のいいところと、ちょっとダメなところも隠さずにそのまま見せるってことやな。
誰しも、100点満点の完璧な人間や物はないもんなぁ。その真実をしっかりと認識して生きていくのが大事やな。
【語源・由来】
玉の傷は玉の美しい光沢を隠さず、玉の美しい光沢は玉の傷を隠さないことから。
【出典】
「礼記」
孔子が本当の真心は長所も短所も隠さずありのまま振る舞うことであると説いた言葉の一節。
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「瑕瑜相揜わず」の解説
カンタン!解説
「瑕瑜相揜わず」という言葉はね、人の良い点と悪い点、つまり長所と短所がそのまま見えていて、何も隠そうとしない、っていう意味だよ。
例を使って説明すると、友達が得意なことと苦手なことをみんなの前でちゃんと話してくれるようなときに、この言葉を使うことができるんだ。それは、彼や彼女が自分の良いところも悪いところも隠さずに正直に伝える姿勢を持っているということを示しているんだよ。
「瑕」とは傷や欠点のことを指し、「瑜」とは良い点や美点のことを指すの。この二つが「相揜わず」、つまり隠れずに出ている状態を言っているんだよ。だから、このことわざは、自分の全てを正直に見せる、隠さないっていうことを表しているんだね。
「瑕瑜相揜わず」の使い方
ともこちゃんは長所も短所も隠さず堂々としていて格好いいね。
瑕瑜相揜わずっていうから隠さないことにしたの。
隠すと余計に目立つしね。
完璧な人間なんていないわ。誰だって短所はあるもの。
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「瑕瑜相揜わず」の例文
- 欠点もひっくるめて自分なので瑕瑜相揜わずだ。
- 面接では正直に話し、瑕瑜相揜わずの姿勢で自分を評価してもらう。
- 思っていたのと違うと言われたくないので、瑕瑜相揜わずでありのままを見てもらう。
- 瑕瑜相揜わずというから顔のシミやしわを隠そうとしなくていいのだ。加齢はそんなに悪い事ではない。
- 飾り立てず瑕瑜相揜わずの姿を示す。