「粥腹も一時」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
粥腹も一時
【読み方】
かゆばらもいっとき
【意味】
一時しのぎの間に合わせのこと。
つまり、一時的に問題をしのぐことはできても、本当の解決にはならへん、ってことやな。簡単な方法や安易な解決ばっかり求めてると、結局は長期的に困ることになるんやろな。
【語源・由来】
粥でも腹に入れれば一時しのぎにはなるということから。
【類義語】
・茶腹も一時
「粥腹も一時」の解説
「粥腹も一時」ということわざは、簡単に言うと、何かが完璧でなくても、その場の困った状況や急な要求を一時的に解決したり満足させることができる、っていう意味だよ。
たとえば、おなかがすごく空いてる時に、ちゃんとしたご飯を食べられなくても、おかゆを食べることで、一時的におなかの空きを満たすことができるじゃない?それと同じように、完璧ではないけど、その場の問題や要求を一時的に解決できる方法や手段を使うことを指しているんだ。
「粥腹」は、おかゆでおなかを満たすことを意味していて、「一時」は、その方法が一時的なもの、つまり長くは持たないけど、その場しのぎとしては役立つ、っていうことだよ。
だから、「粥腹も一時」は、完璧でないけど、その場の問題を一時的に解決できる方法や手段をとることの大切さを教えてくれることわざなんだね。
「粥腹も一時」の使い方
「粥腹も一時」の例文
- 粥腹も一時のように、他のもので一時しのぎをする。
- とりあえず粥腹も一時で対処したが、後でちゃんと処理しないといけない。
- 服が破れてしまったが裁縫セットがないので、粥腹も一時とホチキスでとめておく。
- 患者が多く診察が長引いたので、粥腹も一時、コンビニのおにぎりを頬張る。
- 病院に行く暇がないが痛みが引かないので、粥腹も一時で痛み止めを飲む。