「風の前の塵」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
風の前の塵
「風前の塵」ともいう。
【読み方】
かぜのまえのちり
【意味】
物事のはかなくもろいさまをいう。また危険が迫ることをいう。
「風の前の塵」あるいは「風前の塵」ということわざは、風が吹けばすぐに散らばってしまう塵のように、物事が非常にはかなく、あるいは危険が迫っている様子を表しているんだ。
ほんなら、それは、ちょっとした風で飛んでいく塵みたいに、物事があっという間に変わるか、危ない状況が近づいてるってことやな。
まるで、風が吹いたら塵が飛ぶように、何かがあればすぐに変わるか、危険がくる可能性があるってことやね。何が起こるか分からんから、いつも気をつけなあかんねんな!
【語源・由来】
塵は風が吹けば飛ばされることから。
【類義語】
・風の前の雲
・風前の灯火
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「風の前の塵」の解説
カンタン!解説
「風の前の塵」っていう表現は、ちょっとした風が吹いたら、塵(ちり)が飛んでしまうようなことから、何かがすぐに消えてしまったり、危険にさらされていたりすることを表しているんだよ。
たとえばね、おもちゃの城を砂浜で作っていたら、突然の風や波であっという間に壊れてしまうことがあるよね。それがまさに「風の前の塵」だよ。お城がすぐに壊れてしまうように、物事がすぐに変わってしまう、あるいは危険がすぐそこにある、っていう意味なんだ。
だから、「風の前の塵」は、何かを大事にするときや、危険を感じるときに使う言葉だね。物事がどんなにしっかりしているように見えても、ちょっとしたことで変わってしまうかもしれないから、いつも注意深く、大切にするようにしよう、と教えてくれているんだ。
「風の前の塵」の使い方
健太くんはどんな会社に就職したいの?
大企業が良いなあ。中小企業は、風の前の塵で一寸先は闇だからね。
大企業だってどうなるか分からないわよ。
そうなの?じゃあ、自営業になろうかな。
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「風の前の塵」の例文
- あの頃の僕は自分は無敵だと信じきっていて、風の前の塵ということに気が付いていなかった。
- 栄華は風の前の塵で、永遠に続くものではない。
- 最強だった平家も風の前の塵のように滅びた。この世に絶対安泰は無いのだ。
- この会社は風の前の塵と同じで、銀行の判断次第でどうなるか分からない。
- 一難去ってまた一難。僕は常に風の前の塵で、迫りくる危険と闘っている。