「気炎を揚げる」の意味(語源由来・類義語)
【慣用句】
気炎を揚げる
「気炎を上げる」とも書く。
【読み方】
きえんをあげる
【意味】
炎のように盛んな意気を示し、威勢のよい言葉を吐くこと。
つまり、「元気に大胆なことを言う」ってことやな。たとえば、スポーツで盛り上がった時に「今日は絶対に勝つで!」って言うのがそうやな。
威勢のいいことを言って、自分も周りも元気にする表現やな。
【語源由来】
燃え上がるように盛り上がること。またその意気やテンション。四字熟語「気炎万丈」より。
【類義語】
・気炎を上げる(きえんをあげる)
・気炎を吐く(きえんをはく)
【スポンサーリンク】
「気炎を揚げる」の解説
カンタン!解説
「気炎を揚げる」っていう表現はね、すごく元気よく、力強いことを言ったり、宣言したりすることを意味するんだよ。
「気炎」っていうのは、炎がものすごく勢いよく燃え上がる様子を表していて、それが比喩(ひゆ)として使われて、人が元気になったり、情熱的になったりする様子を描いているんだ。「揚げる」っていうのは、さらにその勢いを盛り上げる、高めるっていう意味だよ。
例えばね、クラスで「今度の遠足、絶対に一番楽しいクラスにしよう!」と言って、みんなを元気づける子がいたら、その子は「気炎を揚げて」みんなを引っ張っているって言えるんだ。
だから、「気炎を揚げる」っていう表現は、人が元気よく、情熱的に、そして力強く何かを宣言したり、提案したりする様子を表しているんだよ。
「気炎を揚げる」の使い方
駅前のあの店は、サッカーの試合がある日は、ユニフォームを着た人たちが集まって気炎を揚げているよね。
ああ、有名な店よね。試合が始まると、大画面のテレビを見ながら、ビールを片手に立ち見で気炎を揚げている人たちがいる店よね。
そう。そのお店だよ。あのお店の前を通ると、サッカーの試合がある日は、すぐわかるくらいだ。
競技場に行かなくても、あそこで盛り上がることができるから、ファンにとっては便利なお店よね。
【スポンサーリンク】
「気炎を揚げる」の例文
- 新聞記者になりたてのころの彼は、政界の悪を暴いて記事にすると気炎を揚げていたが、最近は、地元密着の記事を書いている。
- この日、昼間から飲み始めた五人は、お酒の勢いで、大いに気炎を揚げていた。
- 今度の企画が成功すれば会社は飛躍的に売り上げを伸ばし、知名度が上がると課長は気炎を揚げている。
- 私は仲間を相手に雑談するうち、つい気炎を揚げてしまったのだ。
- ここには、吉田松陰を幕うように長州藩の連中が集まり、気炎を揚げていた。
これは、自分の意志や考えを力強く示す時に使う表現なんだ。