「気を引く」の意味
【慣用句】
気を引く
【読み方】
きをひく
【意味】
自分のほうに、関心を向けさせるようにする。
あるいは、相手の心の中をそっと覗いてみる、読み取ってみるってことも含まれるんやな。
「気を引く」の解説
「気を引く」っていうのは、人の興味や注意を自分の方に向けさせる、または、ひそかに人の心情や思考を探り出すことを言うんだよ。
たとえばね、クラスで発表するときに、みんなの興味を引くために、面白い話を始める。それが「気を引く」の一つの例だね。自分の話が他の人にとって面白いと感じてもらい、それによってみんなの注意を自分に向けさせるんだ。
また、友達が何か困っているかもしれない、と感じたとき、直接「どうしたの?」って聞くのではなく、ちょっとした話をしながら、友達の気持ちや考えを探ることも「気を引く」っていう行動だよ。
「気」とは、人の心の働き、感情や精神のことを指していて、「引く」は、その心、つまり注意や関心を自分の方に向けさせることを意味しているんだ。
だから、「気を引く」っていうのは、自分の方に人の関心を向けさせたり、人の心を探り出す行動を指しているんだよ。
「気を引く」の使い方
「気を引く」の例文
- 彼は、彼女の気を引こうと盛んに話しかけていたのだが、ことごとく無視されていた。
- 飼い主の気を引こうと、その子犬はずっとほえ続けている。
- セールスマンの気を引くような言葉に乗せられて、布団セットを買ってしまい、家族に怒られた。
- 娘の気を引こうと遊園地に連れて行ったのだが、何一つ彼女が興味を持ったり、彼女を楽しませるようなものはなかったようだ。
- 君は、山が大好きな彼女の気を引くためだけに、この山荘を買ったというのか。
- 犬がクンクン私の匂いを嗅ぎに近付いてきたのだが、私の体に、よほどその犬の気を引くような匂いでもついていたのだろうか。
または、そっと相手の心の中を探ることを指すんだよ。