「雉の隠れ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
雉の隠れ
「雉の草隠れ」ともいう。
【読み方】きじのかくれ
【意味】
全て隠したつもりでも、一部分が隠し切れず見えていることをあざけることば。
ああ、それはちょっと恥ずかしい状態やな。
全てを隠したつもりでも、ちょっとした隙間から何かが見えてしまうこと、よくあるよね。このことわざ、心に留めておこうっと!
【語源・由来】
雉が草むらなどに逃げ隠れるとき、頭だけ隠して尾が外にはみ出して見えていることから。
【類義語】
・頭隠して尻隠さず
・雉の浅知恵
・身を蔵して影を露にす
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「雉の隠れ」の解説
カンタン!解説
「雉の隠れ」っていう言葉、これはちょっと面白い話があるんだよ。雉っていう鳥がね、危険を感じると草むらに隠れるんだけど、面白いことに頭だけ隠して、しっぽの部分がポコっと外に出て見えちゃうことがあるんだ。
だから、この言葉は、全部隠れていると思っているのに、実は一部がバッチリ見えてしまっているような状況をからかう時に使うんだ。例えば、部屋の片付けをして、全部のものをクローゼットに詰め込んだつもりでも、何かがドアからはみ出していたら、「あれ、雉の隠れみたいだね!」って言えるかもしれないね。
「雉の隠れ」の使い方
健太くん。0点のテストの答案を隠したでしょう。
ぎくっ。なんでわかるの?
雉の隠れよ。答案の端っこが見えているわ。
がーん。本当だ。完璧だと思ったのに。
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「雉の隠れ」の例文
- 付き合っていることを隠しているつもりだったようだが、雉の隠れで私には分かっていた。
- SNSで身バレしないように注意していても、雉の隠れとなり住所が特定されることが多い。
- 病院に行きたくない愛犬がソファーの後ろに隠れているが、雉の隠れでふさふさの尻尾が見えている。
- すべての証拠を隠したつもりでも雉の隠れとなり、逮捕につながる。
- 嘘を吐き通せると思っているようだが雉の隠れだ。目が泳いでいるからバレバレだ。
これは、何かを隠そうとしても完全には隠せていないときに使われる表現なんだ。つまり、意図して全体を隠そうとしても、一部が見えてしまっている状態を指しているのさ。