【ことわざ】
驥、塩車に服す
「驥」は、一日に千里を走るという名馬。「塩車」は、塩を運ぶ車。
【読み方】
き、えんしゃにふくす
【意味】
すぐれた人物が世に認められず価値のない仕事をさせられること。
【出典】
「戦国策」
【語源・由来】
名馬が塩を運ぶ車を引くのに使われる意から。
【類義語】
・塩車の憾み
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「驥、塩車に服す」の使い方
彼のような優秀な人が雑用係なのは驥、塩車に服すだよね。
この会社の損失どころか、この国の損失よね。
もっとすごい仕事をすればいいのに。
天才は得てして世渡り下手だからね。
「驥、塩車に服す」の例文
- あの企画を成功させた彼がいわゆる窓際族だなんて、驥、塩車に服すじゃないか。
- 助演男優賞をとった彼が村人Aを演じるとは驥、塩車に服すだ。すごい無駄遣い。
- 手先が器用な彼女が驥、塩車に服すとは、店長の好き嫌いにも困ったものだ。
- 数学の博士号をとった人がレジ打ちをしている。まさに驥、塩車に服すだ。
- 上司の感情的な人事のせいで適材適所にできず、驥、塩車に服す。