「琴瑟調わず」の意味(語源由来・出典・対義語)
【ことわざ】
琴瑟調わず
【読み方】
きんしつととのわず
【意味】
夫婦や兄弟の仲が悪いこと。
「琴瑟調わず」という言葉は、二つの楽器、琴と瑟がうまく調和しないように、夫婦間の関係がうまくいっていないことを示す言葉なんだよ。
ええっ、それは夫婦や、仲のいいはずの人たちが、なんかすれ違いとか喧嘩してるってことやな。
まるで、二つの楽器がバラバラの音を出してるみたいで、心地よくないんやね。関係の修復が必要そうやな。
【語源・由来】
琴と瑟の調子が狂い、音が調和しない意から。
【出典】
「漢書」
【対義語】
・琴瑟相和す
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「琴瑟調わず」の解説
カンタン!解説
「琴瑟調わず」っていう言葉は、夫婦や恋人同士の関係がうまくいってない、つまり、仲が悪いことを表す言葉なんだよ。
反対に「琴瑟相和す」は夫婦の仲が良いことを表す言葉だよ。
この「琴瑟調わず」は、ちょうどその反対の意味だよ。まるで、二つの楽器が一緒に音を出しても、全然合わない、ハーモニーが取れてないみたいな感じだね。
そして、この「琴瑟調わず」っていう言葉の出どころや背景には、九世紀の唐王朝の時代に書かれた「因話録」という書に関連があるんだ。この書には、ある人物、郭曖と彼の妻の昇平公主との関係が「琴瑟調わず」だったって書かれているんだよ。
だから、この言葉は昔から使われていて、夫婦や恋人の関係がうまくいってないことを、音楽や楽器のハーモニーが合わないことに例えて言うんだね。
「琴瑟調わず」の使い方
両親が琴瑟調わずで困るよ。
不協和音が鳴り響いているのね。
子供は大迷惑だよ。
仲良くしないと罪に問うことができたら良いのにね。
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「琴瑟調わず」の例文
- 遺産相続で兄弟間でもめて琴瑟調わずだ。
- 父さんの不倫のせいで琴瑟調わずとなり、家庭崩壊となった。
- 夫婦仲が琴瑟調わずだと、子供の心が不安定になり非行に走りやすい。
- 姉とは趣味や考え方が違い過ぎて琴瑟調わずだ。
- 一人っ子は兄弟がいて良いなというが、琴瑟調わずの僕からすれば一人っ子の方が良いと思う。