「橘中の楽」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
橘中の楽
【読み方】
きっちゅうのらく
【意味】
囲碁や将棋の楽しみのこと。
テレビゲームみたいにアクションがあるわけやないけど、静かにじっくり考えるのも、それはそれで面白いんやな。ちょっと大人っぽい楽しみのような気もするわ。
【出典】
「幽怪録」
【故事】
昔、中国の巴邛の人が、庭にある大きなミカンの実を割ると、二人の老人が向き合って象戯(中国の将棋)を楽しんでいたという故事から。
「橘中の楽」の解説
「橘中の楽」っていう言葉は、囲碁や将棋のような盤上のゲームを楽しむことを意味してるんだ。でも、この言葉の背景には、ちょっと不思議で面白いお話があるんだよ。
昔の中国に、「巴邛」という場所に住む人がいて、その人の庭に大きなタチバナ(橘)の実があったんだ。ある日、その人が好奇心からその橘の実を割ってみたら、中に二人のおじいさんが小さくなって、将棋のようなゲームをして楽しんでいたという話があるの。この変わった出来事を記録したのが『幽怪録』っていう書籍なんだ。
だから、「橘中の楽」は、この不思議な物語を元に、将棋や囲碁を楽しむという意味で使われるようになったんだよ。ゲームを楽しむことの喜びや、時間を忘れて夢中になることを表現した言葉だね。
「橘中の楽」の使い方
「橘中の楽」の例文
- 橘中の楽を広めるべく、日々活動している。
- どうぶつしょうぎは、橘中の楽を将棋に興味のない人にまで教えてくれた。
- 休みの日は一日中橘中の楽にふける。
- 橘中の楽のおかげで将棋倶楽部のメンバーはボケない。
- オンラインで世界中の挑戦者たちと橘中の楽を分かち合える。