「癖ある馬に能あり」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
癖ある馬に能あり
【読み方】
くせあるうまにのうあり
【意味】
癖のあるものには必ず何らかの取柄がある。
みんなと同じやと目立たへんけど、ちょっと変わってるからこそ、すごいところがあるんやな。それは、凡人とはちょっと違う、特別なところがあるってわけやね。
【語源・由来】
悍馬は、気が荒く制御しにくい馬だが足が速いように、悪い癖のある馬は、他の馬以上に取柄があることから。
【類義語】
・癖なき馬は行かず
・名馬に癖あり
・蹴る馬も乗り手次第
・人食らい馬にも合い口
・噛む馬にも合い口
・かぶり馬にも合い口
【対義語】
・沈香も焚かず屁もひらず
【英語訳】
・A peculiar horse is capable.
・A peculiar person is capable.
「癖ある馬に能あり」の解説
「癖ある馬に能あり」っていうのは、ちょっと変わった性格や癖がある人の方が、実はすごい才能や能力を持っていることが多いんだ、という意味だよ。
たとえば、友達の中でちょっと変わってるなと思う人がいたとして、その人が実は何か得意なことがあったり、みんなとは違った特技を持ってたりすることがあるんだよね。
馬も、ちょっと性格が難しくて乗り手を選ぶような馬の方が、レースなどで高い実力を発揮することがあるってことから、このことわざが生まれたんだ。
要するに、「ちょっと変わった人や、一風変わった性格の人の中には、すごい能力を秘めている人が多いよ!」っていうことを教えてくれてるんだよ。
「癖ある馬に能あり」の使い方
「癖ある馬に能あり」の例文
- まさか癖ある馬に能ありというように、クラスの中でもひと際目立つ彼が、成績トップになるなんて考えてもみなかった。
- あの先生は天才的な才能があるが、どうも気難しくてね。大きな声ではいえないが、癖ある馬に能ありといったところだよ。
- 癖ある馬に能ありというのだから、あなたのお子さんに少し変わったところがあるのなら、なにか非凡な才能を秘めているかもしれませんよ。
- 癖ある馬に能ありというが、どんなに才能のある人だからといって、あの人付き合いの悪さはもう少し改善した方が良いと思う。