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【口火を切る】の意味と使い方や例文(語源由来)

口火を切る

「口火を切る」の意味とは?

意味

【慣用句】
口火を切る

【読み方】
くちびをきる

【意味】
ものごとを最初に始める。きっかけをつくる。

ことわざ博士
「口火を切る」という表現、これはね、何か大きな出来事や活動が始まる最初の一歩、つまり「スタートを切る」っていう意味だよ。口火とは、火薬を爆発させるために最初に火をつける部分のことを指すんだ。だから「口火を切る」は文字通り「爆発の始まりを作る」というイメージで使われるんだね。
助手ねこ
たとえば、クラスで話し合いをする時、最初に発言する人が「口火を切る」って言えるよ。あるいは、スポーツ大会で一番最初に試合をする選手が「口火を切る」って言えるよね。
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「口火を切る」の語源由来

由来を簡単に説明!
解説

「口火を切る」の「口火」は、昔の銃、火縄銃というものを使うときに必要だったものなんだ。「火縄銃」って聞いたことあるかな? 昔の戦いの時に使われていた大きな銃だよ。この火縄銃を使うときには、火が必要で、その火をつけるのが「口火」なんだよ。

次に、「切る」について説明するね。「きりもみ式」っていう昔の火起こしの方法からきてるんだって。「きりもみ式」は、木の棒をくるくる回して、摩擦熱で火を起こす方法だよ。これを「火きり」と呼んでいたんだ。だから「口火を切る」っていう表現は、昔の人が火縄銃を使うときに、口火をつけて、銃から大きな砲火を出すきっかけを作ることから来てるんだ。

じゃあ、何で「口火を切る」っていう表現が、行動を始めるっていう意味になったのかというと、火縄銃を使うときに口火をつけることで、小さな火が大きな砲火となり、戦いが始まるきっかけになるからだよ。だから、「口火を切る」は、「何かを始めるきっかけを作る」という意味になったんだよ。

「口火を切る」の使い方

健太
ともこちゃん、昨日のサッカーの試合を見た?すごかったよ。日本代表の幸運なシュートが逆転劇の口火を切ったからとても盛り上がったよ。
ともこ
お父さんが試合を見ていたんだけど、急に、うおーって叫んだから何事かと思ったわ。すごかったみたいね。
健太
あのシュートの前は見ていられない試合だったんだけど、シュートが雰囲気を変えてくれたんだ。口火を切ったシュートからは歴史に残るいい試合だったよ。
ともこ
そうだったみたいね。頑固者のわたしのお父さんが、叫びながら泣いていたもの。わが家の歴史にも残るわ。

「口火を切る」の例文

例文
  1. 私は今回の騒ぎの口火を切ったのは彼ではないかと疑っている。
  2. ともこちゃんと健太くんはしばらく沈黙していたが、健太くんが新しい話題の口火を切った。
  3. ともこちゃんが口火を切ろうとしたとき、健太くんが叫んだ。
  4. 村長が会議の口火を切った。
  5. この雰囲気で、どうやって口火を切っていいかわからなかった。



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